オーストラリアンキャトルドッグはオーストラリア原産の牧牛犬の一種です。
万能な牧畜犬として人気が高く、アメリカの西部やニュージーランドでも活躍している犬種です。
今回の記事ではオーストラリアンキャトルドッグの性格、体重や被毛の特徴、寿命や病気、飼い方、しつけや歴史についてご紹介します。
オーストラリアンキャトルドッグの性格は?

性格
- 知的で忠実
- 高い忍耐力、度胸、駆動力
知的で忠実、忍耐強い性格で度胸と行動力も持ち合わせています。
飼い主家族には人なつっこく、見知らぬ犬や人にはなかなか慣れようとしません。強い自立心からか頑固な一面があるといえますね。
頑固な牛たちを思い通りに動かすために必要な資質であり、まさにオーストラリアンキャトルドッグならではの性格といえます。
オーストラリアンキャトルドッグの体重や被毛の特徴は?

特徴
- 体高 43〜51cm
- 体重 16〜20kg
- 被毛 ダブルコート
- 被毛カラー ブルーまたはブルーの班他
体高43〜51cm、体重16〜20kg前後の中型犬に分類されています。コンパクトですが筋肉質でがっしりとした体形です。ピンと立った耳に鋭い顔つきから野生的な美しさをうかがえます。胴は長めで胸は広く、首と脚は太いです。尾は垂れてフサフサとしています。
被毛はまっすぐで短めの上毛と密生した短い下毛のダブルコートです。オーストラリアの環境にはぴったりですね。カラーはブルーまたはブルーの斑、ブルーの小斑、レッドの小斑などです。
地中に穴を掘って出産をする、低く身を伏せて危険を回避する、離乳が早いなどの特徴があり、親先祖である「ディンゴ」の影響を受けているといえます。
オーストラリアンキャトルドッグの寿命や病気は?
平均寿命は10~13年前後です。健康な犬種ですが、様々な犬種を掛け合わせているので、注意すべき疾患が多いです。
主に「股関節形成不全」や最悪の場合失明に至る「進行性網膜萎縮症」、生まれつきの「盲目」や「難聴」に注意が必要です。親からの遺伝性が強い病気ばかりですので、入手前には事前に遺伝子検査をすることをおすすめします。
健康体で長く生きる犬種として人気があり、ブルーイーという名前のオーストラリアンキャトルドッグが29歳5ヶ月の出生年を確実に証明できる長寿犬としてギネスの世界記録に登録されています。
出典:Guinness World Records「Oldest dog ever」
オーストラリアンキャトルドッグの飼い方は?
疲れ知らずで活発に動きまわるので、大型犬並みの運動量が必要です。
毎日1時間程度の運動を2回行い、服従訓練など知的な活動をいくつか組み合わせた長時間のトレーニングがおすすめです。運動不足には特に配慮が必要です。
ストレスが溜まると攻撃的になるやすいので、日頃からしつけに加え、思いっきり体を動かせるようにしてあげてください。ドッグスポーツや群れを動かすような運動をさせると喜びますよ。
被毛の手入れは、硬めの獣毛ブラシで週に1回ブラッシングやコーミングする程度で清潔さを保てます。換毛期にはブラッシングをこまめに行い、皮膚病から守る為にも丁寧に死毛を取り除いてあげてくださいね。
オーストラリアンキャトルドッグのしつけは?
オーストラリアンキャトルドッグは飲み込みが早く状況判断力が優れていますので、しつけは難しくありません。
飼い主が頼りないと判断すると自分がリーダーだと主張してくる性格ですので、飼い主との主従関係をはっきりさせる必要があります。
中途半端なしつけでは、ヒーラーとして活躍していたころの名残で他のペットや人を噛んでしまうことがあります。小さい子供と一緒に済むのであればしなくなるまで根気強くしつけてください。ケガの原因になってしまいます。
オーストラリアンキャトルドッグの歴史は?
オーストラリアンキャトルドッグはオーストラリアの開拓史と共に、オーストラリアの発展に重要な役割を果たした犬種です。
オーストラリアンキャトルドッグの始まりは、牧羊業のメインストリームがイギリスからオーストラリアに移行した1840年頃まで遡ります。オーストラリア開拓民のメンバーの一人であるトーマス・スミス・ホールが、スコットランドからブルーマールを輸入し、さらにダルメシアンやオーストラリアンケルピーの血を加えて生み出したのが、オーストラリアンキャトルドッグです。
一説では、オーストラリアンキャトルドッグの中心となった犬はブルーマールではなく、絶滅したイギリスの牧羊犬であるブルーヒーラーであるとも言われています。
オーストラリアンキャトルドッグは、広大な土地を駆け回る強靭な肉体で牛の大集団を統率し、一定の場所に追い込む忍耐力と危険を顧みない不屈の精神力を併せ持つ犬として重宝されています。
出典:JKC「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」
オーストラリアンキャトルドッグのおすすめのドッグフードは?
カナガンドッグフード

主原材料に「骨抜きチキン生肉」や「乾燥チキン」などの良質なチキンを50%以上使用しています。犬にとって必要な栄養素だけを使用して作られていますよ。
犬にとって不必要な穀物で余計なカサ増しを行っていない「グレインフリー」なので、消化不良や便秘を起こす可能性が低いです。過去に穀物入りのフードで体調を崩したことのある愛犬にも安心して与えることができます。
粒がドーナツ型なので、噛み砕きやすく、喉につまらせる心配もありませんよ。
カナガンドッグフードの詳細はこちらの記事からも確認できます。
K9ナチュラル
「K9ナチュラル」は愛犬の身体に合わせた生食を手軽に作れる、水で戻すタイプのフリーズドライドッグフードです。
穀物・合成添加物を一切使用していない「グレインフリー」「無添加」のドッグフードですので、安心して愛犬に与えて良いおすすめできるドッグフードですよ。
K9ナチュラルの詳細はこちらの記事からも確認できます。
オーストラリアンキャトルドッグにおすすめな最高級ドッグフードはこちらの記事からも確認できます。
野生味あふれる外観が魅力的な犬
状況判断能力に優れており、飼い主の指示や命令を聞いて素早く行動できるオーストラリアンキャトルドッグは、しつけ次第で最良のパートナーになってくれます。
野性味あふれる外観からは想像しにくい従順さは心強い人生のパートナーになってくれますよ。
オーストラリアンキャトルドッグの販売価格やおすすめドッグフードについてはこちらの記事です。
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