犬の甘噛み、理由は?子犬のしつけ方は?

子犬を飼っている方の悩みの種の1つに「甘噛み」があげられます。

「子犬だから痛くはないけど、しつけをどうやってしたらいいのかわからない」という方が多いのではないでしょうか。

この記事では、犬の甘噛みの理由やしつけ方をまとめました。

 

犬の甘噛みの理由は?

shutterstock_161621663

犬が甘噛みする理由

  • 子犬の歯が生え変わるときにかゆいから
  • 遊び心や好奇心から
  • 興奮やストレスから

犬はなぜ人の手や体を甘噛みしてしまうのでしょうか。主な理由をは3つ考えられます。

 

子犬の歯が生え替わるときにかゆいから噛んでいる

犬は生後数ヶ月~半年で、歯が生え替わります。

歯の生え替わりの時期にはかゆくなることがあり、子犬を何か物を噛むことでかゆみを紛らわせようとすることがあるのです。

 

遊び心や好奇心から噛んでいる

犬は人の手足を、自分の好奇心を満たしてくれる「遊び道具」のようなものだと考えていることがあります。

子犬は、目の前で動くものやヒラヒラと目をひくものに対して、噛みついて遊ぼうとします。

人間が手足を使って遊びに誘ったり、ヒラヒラとゆれるスカートなどをはいていたりすると、子犬の遊びたい心を刺激してしまい、甘噛みにつながってしまうことがあるのです。

 

興奮やストレスから噛んでいる

子犬の時期はワクチンが終わっていないことが多く、狭い室内に犬を閉じ込めてしまいがちです。

そうすると子犬は、「外の刺激を受けたい」「学習したい」という強いストレスから、飼い主との遊びの中で興奮しやすくなり、噛みついてしまうことがあります。

また、体にノミ・ダニがついていたり、皮膚が炎症を起こしていたりと「体に異変がある」ときに飼い主を噛んでしまうこともあります。

 

犬の甘噛み、放置しておいたらどうなる?

shutterstock_302784410
犬の甘噛みをしつけしないでおくと、成犬になって噛む力が強いにも関わらず、人の手や顔を加減せずに噛みついてしまう「噛み癖」がついてしまいます。

犬には噛みたいという欲求がもともとあることも、噛み癖がついてしまう原因の1つです。

噛み癖がついてしまうと、犬との遊びが苦痛になってしまうだけではなく、家族や友人、散歩中に出会った人にケガをさせてしまうこともあります。

子犬だからと放置しないで、正しい方法で甘噛みを矯正していくことが大切です。

 

犬の甘噛みのしつけ方は?

shutterstock_142605394
子犬が甘噛みをしてしまうときは、子犬にストレスがかかっていないか確認することが大切です。

狭い室内の中で子犬をずっと閉じ込めてしまうと、ストレスを感じ、飼い主との遊びの中で興奮が爆発して噛みついてしまいます。

ワクチンを打つ前であれば蚊対策などをしっかりと行った上で、外で遊ぶなどしてストレスを解消してあげてくださいね。

それでも子犬の甘噛みがなおらないときはしつけをする必要があります。

遊び中に犬が噛みついてきたら、動きを止めて遊びを中断し、完全に無視してください。しばらくして落ち着いたら、遊びを再開してあげてください。

また手や腕を噛んできたら完全無視、を繰り返すことで「噛むと遊んでもらえない」と学んでいきます。

無視をしても犬が噛むのをやめないときとは、ゆっくりと後ずさりしながら、犬が来られない場所に避難し、落ち着いてから犬に呼びかけをするようにしてくださいね。

 

子犬の甘噛みをしつける上でやってはいけないことは?

shutterstock_276357827
「目を見てひたすら叱る」「大騒ぎする」といった態度はよくありません。犬が「飼い主が攻撃しようとしているから、もっと噛まないとダメだ」「噛みつくと喜んでくれるんだ」という勘違いをするからです。

体罰をすると犬との信頼関係が一気に壊れてしまうので、叩くなどの行為はしないようにしてくださいね。

犬の甘噛みは正しくしつけをし、いい子でいられるときにしっかり遊んであげることで対策できます。諦めずに正しいしつけを繰り返してくださいね。

 

しつけを総合サポート、無理せず学べる「こいぬすてっぷ」

こいぬすてっぷ 

 

「こいぬすてっぷ」は、子犬期におけるしつけの不安解消をサポートしてくれるしつけグッズです。

こいぬすてっぷオリジナルの「子犬成長カレンダー」に合わせて実践するだけで、無理のないペースで1歳までに必要なしつけをすべてカバーすることができます。

獣医行動診療科認定医である荒田獣医師が監修を務めているので、専門家がオススメするしつけをご自宅で実践することができますよ。

愛犬の気持ちを満たす遊び方や「散歩のしかた(リードワーク)」、「甘噛み」「無駄吠え」への対処方法など子犬の成長に合わせたしつけ方がより丁寧に紹介されています。

子犬期だけでなく成犬以降も活用できる内容になっているので、検討してみてくださいね。

こいぬすてっぷについてはこちらの記事もご覧ください。