警察犬に向くのはどんな犬種?警察犬になる方法や仕事内容は?報酬も出るの?

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警察犬というと、シェパードというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

日本では7犬種が警察犬として認定されており、実際の現場でそれぞれの持ち味を生かして活躍しています。

この記事では、警察犬の仕事内容や警察犬に向く犬種、愛犬を警察犬にする方法などについてまとめました。

 

警察犬とは?

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日頃の訓練によって研ぎ澄まされた忠誠心や優れた嗅覚を生かして、警察の捜査の手伝いをする犬のことを警察犬といいます。

人間の千倍ともいわれる嗅覚で逃げた犯人を追跡したり、行方不明の人を探したりします。場合によっては、不審者を警戒したり、人間の指示に従って敵と勇猛果敢に戦うこともありますよ。

 

警察犬の仕事は?

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警察犬の仕事

跡追及犬
気選別犬
警戒犬

警察犬の主な仕事は上記の3つです。

1頭の犬が全てを請け負っているわけではなく、それぞれの犬が自分の能力を最大限に活かせる現場で1つの仕事を集中して行っていますよ。

 

跡追及犬

事件現場に残っている犯人の遺留品のニオイから痕跡をたどったり、行方不明の人をニオイから探し当てたりする仕事をしています。

地域によっては、雪山などで遭難した人を探し出す救助犬の仕事を請け負っている場合もありますよ。

 

気選別犬

事件現場に残された遺留品のニオイと容疑者のニオイが一致するかどうかを調べる仕事をしています。

気選別犬の出した結論が重要な証拠となることも多く、気選別犬の能力は裁判でも認められていますよ。

 

戒警犬

監視、パトロール、護送などが主な仕事です。

不審者の足止め、必要であれば攻撃を加えることもありますよ。

 

警察犬に向く犬種は?

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日本で警察犬として認められている犬種

ジャーマンシェパード
ラブラドールレトリバー
ゴールデンレトリバー
ドーベルマン
エアデールテリア
ボクサー
コリー

警察犬=シェパードのイメージを持たれがちですが、上記7犬種が警察犬として認められ活躍しています。

これらの犬種は飼い主に対する忠誠心や訓練能力に優れているだけでなく、犯人の追跡や確保に必要な体格・体力も兼ね備えています。

 

性別は関係ある?

性別に関してはオス・メス関係ありませんが、メスは発情期になると訓練ができないため、オスが採用されることが多いです。

 

年齢制限はあるの?

警察犬になるための訓練に1年以上の期間を要すること、ある程度年齡を重ねると引退しなければならないことから、2~10歳前後の犬が多いです。

 

警察犬は指定犬種しかなれないの?

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日本警察犬協会から認定されている警察犬以外にも「嘱託警察犬(しょくたくけいさつけん)」という制度があります。

嘱託警察犬は警察が直接保有する犬ではなく、一般家庭の人や民間施設が警察犬育成のために飼育・訓練・所有している委託形の警察犬のことをいいます。

現在では、「トイプードル」「チワワ」「ダックスフンド」などの小型犬が委託犬として警察犬認定を受けていますよ。

 

減少傾向にある警察犬、その理由とは?

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警察犬を訓練するためには、指導者の存在が欠かせません。

しかし、現状は指導者が圧倒的に不足しており、警察犬を育成させるためには最低でも2年近い月日が必要になります。日々の餌代や訓練費用にも5万円~7万円の経費がかかり、警察犬に認定された後にもトレーニング費用として月に2万円以上かかるという経費的な問題も抱えているのです。

上記のような現状を受けて最近増えているのが委託犬の存在です。委託犬は一般の人が育成・訓練を施した犬のことで、警察からの出動要請を受けて働きます。

 

愛犬を警察犬にすることもできるの?

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現在では全国で1,500匹以上の警察犬が活躍していますが、その9割は委託犬です。

どの家庭の犬であっても警察犬への厳しい訓練を受けることで、警察犬の試験を受けることができます。

 

訓練内容や期間

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家庭犬の場合、最低でも6か月程度の訓練期間が必要です。

服従訓練から足跡追及訓練までは通所で行い、警戒訓練や臭気選別訓練な専門の訓練士とともに集中的に訓練を行います。

 

犬種や年齡に制限はある?

犬種に制限はありませんが、愛犬の体格や性格によっては訓練士との面談の際に断られることがあります。

年齢に関しては、10歳を越えていないことが条件とされている場合が多いです。

 

嘱託犬の報酬

警察からの捜査協力の際の報酬は、概ね1時間3,000円程度です。

 

警察犬になるための門戸は広く開かれている!

警察犬
警察犬資格試験を受けることができるのは大型犬だけ、と思っていた飼い主さんが多いのではないでしょうか。

警察犬になるためには厳しい訓練を乗り越え試験に合格する必要がありますが、試験の門戸は一般家庭の犬にも開かれています。

愛犬と一緒に1つの目標に向かって頑張ってみたいと考えている飼い主さんはぜひ挑戦してみてくださいね。

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