ピットブルは、日本の闘犬界の横綱である「土佐犬」を倒すほどの闘争心と闘争能力を持った犬種です。
現在はペット用に改良されていますが、圧倒的な存在感があり人気が高まっていますよ。
この記事では、ピットブルの特徴や性格、価格や飼うときの注意点についてまとめました。
ピットブルってどんな犬種?正式名称は?

ピットブルは、正式名称をアメリカン・ピット・ブル・テリアといいます。
闘犬である「スタッフォードシャー・ブル・テリア」と「ブルドッグ」を交配させてアメリカで誕生した犬種です。
ピットブルの迎え入れについて

この見出しでまとめたこと
- 迎え入れにかかる費用
- 迎え入れ先
- 飼育に向く人
- 規制について
迎え入れにかかる費用
迎え入れにかかる費用
- 10~20万円
ピットブルを迎え入れる際にかかる費用は10~20万円ですが、親がチャンピオン犬などの付加価値がつくと20~30万以上する場合もあります。
迎え入れ先

迎え入れ先
- ブリーダー
- 里親
ピットブルを新しく迎え入れる主な方法は、「ブリーダー」と「里親」です。
容易に飼育できる犬種ではないため、ピットブルの知識や飼育経験が豊富なブリーダーを探し迎え入れるようにしてください。
飼育に向く人

飼育に向く人
- ピットブルの特性を理解している人
- 十分な運動量を確保できる人
ピットブルは初心者はもちろん、経験者でも飼育が難しい犬種です。
一貫性を持ってしつけられなければ手に負えなくなってしまいますし、十分な量の運動量を確保できないとストレスから問題行動を起こすこともあります。
世界中で飼育されている犬種の中で、最も人の死亡事故が多く、あらゆる危険の可能性があるという事を良く理解してから飼うことを決めてください。
規制について
ピットブルテリアは、しつけの仕方を誤るとコントロール不能になるほど飼育難易度が高い犬種です。
日本では特に規制されていませんが、国や地域によっては飼育が厳しく規制されています。
ピットブルの基本情報

この見出しでまとめたこと
- 歴史
- 性格
- 外見の特徴
歴史
スタッフォードシャーブルテリアと闘犬用のブルドッグを掛け合わせて誕生したといわれています。
しかし、もともと犬同士を戦わせる賭けごとで勝利するために生まれた犬種のため、健全な犬の育成を目的としたAKC(アメリカンケンネルクラブ)では犬種として公認されませんでした。
それから50年ほどかけてドッグショーやペット用として、凶暴性を抑えた性格に改良され「アメリカン・スタッフォードシャー・ブル・テリア」として1936年に公認されました。
闘犬の歴史については関連記事もご確認ください
性格
ピットブルの性格
- 強い闘争心
- 忠誠心が高い
- 陽気
- 愛情深い
強い闘争心をはじめとした凶暴な一面ばかりが強調されがちですが、陽気で家族に対する愛情深さを持ち合わせています。
賢いので訓練の飲み込みも早いですし、飼い主へみせる忠誠心の高さも魅力的です。
外見の特徴

体高 | 46~56cm |
---|---|
体重 | 14~36kg |
特徴 | 胸部が幅広い筋肉質体型 |
大型犬と思われがちですが、体高46~56cm、体重14~36kgで中型犬に分類されます。
胸部が幅広い筋肉質体型で、強さに溢れた個性的な顔立ちをしています。艶のある短毛で、毛色と模様は多種多様ですよ。
ピットブルの飼育におすすめなグッズは?

準備しておくもの
- ケージ
- 食器類
- 首輪・ハーネス
- トイレ用品
- ケア用品
揃えておくと便利なもの
- キャリーケース
- おもちゃ
ケージ
ピットブルは噛む力が強くてガタイがいいので、壊れにくいアルミやステンレス製のケージがおすすめです。
食器類
食器は、噛んでも傷がつきにくく耐久性のあるステンレス製のボウルタイプを選ぶといいですよ。
水飲みはボウルでも大丈夫ですが、ドカ飲みや衛生面を考えると吸水ボトルタイプがおすすめです。
首輪
ピットブルは引っ張る力が強いため、首輪とリードは頑丈でなくてはいけません。
引っ張りのトレーニングであれば、金属の首輪であるチョークチェーンも多くの飼い主さんに支持されていますよ。口輪に関しては、TPOによって使い分けることも検討してください。
トイレ用品
トイレトレーはワイドサイズのトイレシートを2枚並べるタイプがおすすめです。
犬はトイレトレーの上でクルクル回り態勢を整えてから排泄するので、余裕があるサイズを選んであげてください。
ケア用品
ケア用品として「ブラッシング用の獣毛ブラシ」「シャンプー」「イヤークリーナー」も揃えるようにしてください。
おもちゃ
ピットブルは噛む力が強いので、おもちゃもすぐに壊れてしまいます。
「鹿の角」や、しつけと遊びの両方を楽しめるゴムでできたおもちゃがおすすめです。
ピットブルの食事について

この見出しでまとめたこと
- 食事量
- おすすめドッグフード
食事量
体重で計算することもできますが、ドッグフードの裏面に記載されている量をあげれば大丈夫です。
おすすめドッグフード
ピットブルには「モグワンドッグフード」がおすすめです。
動物性タンパク質源であるチキンとサーモンの含有率は全体の50%を占めているので、しっかりとした骨格や筋肉のもととなる動物性たんぱく質を効率よく摂取することができますよ。
脂肪分も12%と他のプレミアムドッグフードと比べても低く抑えられているのも嬉しいですね。

ピットブルのお手入れについて

日々のお手入れ・ケア
- ブラッシング
- シャンプー
- 爪切り
- 肛門しぼり
- 耳掃除
- 目の手入れ
- 歯磨き
定期的なケアは犬の体調をチェックすることにも繋がります。スキンシップを心がけて、病気や異変を未然に防ぐことが大切です。
ピットブルの運動について

1日2回、それぞれ1~2時間の運動量が必要です。
ピットブルはもともと使役犬として働いていた犬なので、運動が足りないとストレスが溜まり問題行動を起こすこともあります。
ピットブルのしつけについて

しつけのコツ
- 主従関係を明確にする
ピットブルに関しては特に主従関係を明確にしたしつけが重要です。
飼い主が確実にボスとなり、愛犬をコントロールする必要があるからです。
しつけが難しいと感じた時は無理をせず、専門のトレーナーの力を借りて性格を良く見極めながら飼育することが愛犬にとっての幸せにつながります。
ピットブルの寿命・病気について

この見出しでまとめたこと
- 寿命
- 病気
寿命
正確な統計が取れていませんが、8~14年前後といわれています。
病気
気をつけたい病気
- 尿石症
- 皮膚病
- 網膜形成異常
ピットブルを飼育する上で気をつけたい病気は、「尿石症」「皮膚病」「網膜形成異常」です。
皮膚病の症状や対処法については関連記事をご確認ください。
まとめ

この記事では、ピットブルの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
↓犬種210種類まとめ記事を読む↓