「ウェルネス」はこだわりの厳選素材をバランスよく使い、とびきり自然なおいしさを形にしたキャットフードです。
この記事では「ウェルネス 成猫用(1歳以上)骨抜きチキン&米」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。
キャットフード「ウェルネス」を評価

ウェルネスの総合得点
- 81点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子猫 | 成猫 | |
主原材料 評価 | 30/30点 | 30/30点 |
その他原材料 評価 | 21/40点 | 21/40点 |
合成酸化防止剤不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
人工添加物不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
タンパク質量 | 5/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 91/100点 | 91/100点 |
キャットフード「ウェルネス」の得点の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「骨抜きチキン」を使用しているため、30点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「チキンミール」「白米」「粗挽き大麦」「粗挽き白米」「サーモンミール」「チキンエキス」「塩化カリウム」を使用しているため21点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「ウェルネスの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ので10点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ローズマリー抽出物」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていないので10点となります。
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「40.4%」と、子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「19.1%」と、子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
キャットフード「ウェルネス」の基本情報は?

※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | ウェルネス 成猫用(1歳以上)骨抜きチキン&米 |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1166円(税込) |
内容量 | 400g |
カロリー | 395kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から18ヶ月 開封後:1ヶ月 |
生産国 | アメリカ |
販売元 | ウェルペット |
対応年齢 | 1才以上 |
メイン食材 | 骨抜きチキン |
穀物 | 白米、粗挽き大麦、粗挽き白米 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 1cm |
問合せ先 | 0120-211-291 |
配達までの期間 | 1週間(Amazon) |
キャットフード「ウェルネス」の詳しい原材料と成分一覧は?

ウェルネスの原材料
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
主原料 | 骨抜きチキン |
---|---|
その他原材料 | チキンミール、白米、粗挽き大麦、粗挽き白米、鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止)、鶏レバー、サーモンミール、チキンエキス、トマトポマス、クランベリー、チコリ根抽出物、クランベリー抽出パウダー、クランベリー繊維、粗挽き亜麻仁、乾燥こんぶ、ラクトバチルス・プランタルム※、エンテロコッカス・フェシウム※、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス※、ユッカ抽出物、L-カルニチン、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、ベータカロテン、A、B1、パントテン酸、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸、C)、ミネラル類(塩化カリウム、亜鉛タンパク化合物、硫酸亜鉛、炭酸カルシウム、鉄タンパク化合物、硫酸第一鉄、硫酸銅、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物)※乳酸菌 |
クランベリーには「キナ酸」という成分が豊富に含まれており、膀胱炎になりにくい体づくりをサポートしてくれる食材です。避妊後の愛猫にもおすすめされていますよ。膀胱炎におすすめのキャットフードはこちらの記事、避妊後のおすすめキャットフードはこちらの記事にまとめています。
ウェルネスの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 36% | 40.4% |
粗脂肪分 | 17% | 19.1% |
粗繊維 | 3.0% | 3.4% |
粗灰分 | 6.5% | 7.3% |
水分 | 11% | – |
粗脂肪量は17%と控えめなキャットフードです。おすすめの低カロリーキャットフードはこちらの記事、ダイエット用キャットフードはこちらの記事にまとめています。
キャットフード「ウェルネス」の賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:製造から18ヶ月
- 開封後:1ヶ月
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
キャットフード「ウェルネス」の保管方法は?

キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「ウェルネス」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 25g | 79円 |
2kg | 42g | 132円 |
3kg | 57g | 179円 |
4kg | 70g | 221円 |
5kg | 83g | 262円 |
6kg | 95g | 300円 |
7kg | 107g | 337円 |
8kg | 118g | 372円 |
9kg | 129g | 406円 |
10kg | 140g | 440円 |
15kg | 189g | 596円 |
20kg | 235g | 739円 |
30kg | 318g | 1002円 |
40kg | 395g | 1243円 |
50kg | 467g | 1469円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ

主原料に「骨抜きチキン」を使用した、高タンパクなフードです。愛猫の筋肉や被毛のもとになる動物性タンパク質をしっかりと摂取できるので、「活発な猫」「被毛が長い猫」などに適していますよ。
気になる点としては、「チキンミールが使用されている」「グレインフリーではない」ことが挙げられます。
主原料に骨抜きチキンと明記されているので、チキンミールは骨などを含む副産物も一緒に使用されている可能性が高いと推測できます。
また「白米」「粗挽き大麦」「粗挽き白米」といった穀物が使用されています。これらは比較的消化しやすくアレルギーを起こしにくい種類ですが、すでに穀物アレルギーを持っている猫に与えるのはおすすめできません。
愛猫の主食として与えるのであれば、穀類を使用していないキャットフードが理想ですよ。
pepy編集部おすすめのグレインフリーのキャットフードはこちらの記事から確認いただけます。
穀物や人工添加物は愛猫の目ヤニや涙やけの原因にもなります。詳しい理由はこちらの記事から確認できます。
猫の毎日の主食としておすすめできるフードですよ。ただ1日あたりの食費が約200円と少々高めです。本フードより1日あたり50円安い値段で100点満点のプレミアムキャットフードを購入可能ですので、ぜひこちらの記事も確認してみてくださいね。
ウェルネス以外のアメリカ産のキャットフードはこちらの記事から確認できます。