金魚の飼い方と飼育グッズまとめ。水槽、餌、寿命は?混泳してもいい?

金魚 混泳

金魚は日本で最も親しまれている淡水魚です。祭りの夜店などで手に入ることもありますが、飼育をするなら長生きさせてあげたいですよね。

この記事では、金魚の寿命や餌の選び方など、金魚の飼育に必要な知識をご紹介します。

 

金魚の飼育、飼育グッズは何が必要?水槽の選び方は?

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金魚の飼育グッズは、金魚を迎える前にできるだけ揃えておいてください。金魚を飼う上で必須の飼育グッズは下記の通りです。

 

水槽

金魚鉢などで飼う方もいますが、飼育空間が小さすぎると水質がすぐに悪化してしまうので、水槽を用意してください。水槽は60cm幅の水槽が扱いやすくておすすめです。素材はガラス製とアクリル製があるのですが、小さいお子様がいるなどの理由で、ガラスが割れるのが心配な方はアクリル、そうではない方はガラス製を選んでくださいね。アクリル製は傷が目立ちやすいため、長い間使っていると傷で内部が見えにくくなることもあります。

 

カルキ抜きをした水

金魚にとって日本の水道水は塩素の濃度が高すぎるので、カルキ(塩素)抜きをする必要があります。バケツに水道水をいれて、1〜2日間放置しておくと塩素が抜けます。すぐに水道水を使いたい場合は、チオ硫酸ナトリウム(ハイポ)を水に溶かすと塩素を中和してくれますよ。ハイポはホームセンターのペット用品売り場や、熱帯魚屋さんで簡単に手に入る上、価格もリーズナブルです。

 

ろ過装置(フィルター)

水質をキレイに保つための装置です。フンや食べ残しなどをろ過してくれます。上部にとりつけるものや底面に取り付けるものなどいくつか種類がありますが、飼い始めは上部に取り付けるフィルターが価格もリーズナブルでおすすめです。

 

保温器具

金魚が元気に動ける水温は15~28℃だといわれています。寒い冬でも一定の温度を保つために、水槽用のヒーターや、温度をコントロールしてくれるサーモスタットで保温してあげてくださいね。

 

照明

水槽の内部を確認しやすくするとともに、水槽内の水草を成長させるために照明が必要です。手軽に取り付けられる水槽用蛍光灯がおすすめです。

 

金魚にはどんな餌をあげたらいい?

金魚
金魚に与える餌には、人工飼料やイトミミズやアカムシなどの天然飼料があります。人工飼料は金魚用に栄養バランスが調整されているものが数多く売られているので、人工飼料をメインの餌に選ぶのがおすすめです。人工飼料は100gあたり200〜400円程度で購入することができますよ。

イトミミズやアカムシなどの天然飼料の場合、生体を保管するのは大変な上、栄養が偏ってしまうことがあります。天然飼料を与える場合は、冷凍したものや乾燥させたものを選び、ほかの餌と組み合わせて与えるのがおすすめです。冷凍赤虫や乾燥イトミミズも200円程度から入手できますが、水質悪化を避けるために与えすぎには十分に注意してくださいね。

 

金魚の寿命は?

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金魚は正しく飼育すると10年以上生きることもあります。一般家庭で飼育する場合の平均寿命は、3年程度といわれています。

屋台の金魚釣りなどで金魚を飼い始めた場合、最初から金魚が弱っていることがあるため、なおさら短くなってしまう傾向にあります。できるだけ健康な金魚を選んで、正しく飼育をすれば長い間飼育を楽しむことができますよ。

 

金魚って混泳させてもいいの?

金魚 混泳
金魚はほかの淡水魚や水棲生物と混泳させやすい魚です。ただ、金魚のサイズが混泳させる魚に対して極端に大きい場合は、混泳している魚を食べてしまう可能性があるので、種類は選ぶ必要があります。

金魚との混泳に適した魚は「オトシンクルス」や「メダカ」などです。「どじょう」や「ヤマトヌマエビ」も金魚との混泳に適しているといわれていますよ。相性のよい魚を見つけて、混泳を楽しんでみてくださいね。