鈴虫の飼育方法まとめ。グッズや餌、寿命は?共食いを防ぐ飼い方は?

鈴虫は、夏の終わりから秋の始まりにかけて、涼しげな羽音を奏でて楽しませてくれる昆虫です。今回の記事では、鈴虫の飼育に必要なグッズや鈴虫に与える餌、飼い方をご紹介します。全滅させないための大切なコツも併せてまとめました。

 

鈴虫の飼育に必要なグッズって?

鈴虫を飼う上で最低限必要なグッズをご紹介します。

飼育箱

鈴虫の飼育の上で飼育箱は必須です。水槽や大きめのガラス瓶などでも代用できます。水槽で飼育する場合は、クモなどが侵入しないようにガーゼでケースにフタをするのを忘れないでください。昆虫用の飼育ケースを利用する場合は、10〜15匹につき20cm程度の水槽があれば十分です。昆虫用のケースは600〜700円で購入することができますよ。

マット

飼育箱には、マットを入れる必要があります。マットはできるだけ厚め敷くのがポイントで、目安は5~6cm程度です。鈴虫の飼育に適したマットはペットショップやインターネットで購入可能です。2.5L入りのものを300円前後で購入することができます。

止まり木などのレイアウト品

鈴虫は物陰に隠れる習性を持つ虫なので、流木や隠れ場所になるレイアウト品を入れる必要があります。止まり木は雑木林などに落ちているものでかまいませんが、止まり木の代わりに木炭を入れてやると、一石二鳥ですよ。
隠れ場所としてのレイアウト品は、素焼きの植木鉢の割れた物もおすすめです。止まり木も木炭も、100円前後で購入することができます。

霧吹き

飼育箱内のマットは常に湿り気を帯びた状態にしておく必要があるので、マットを適度に湿らすことができるよう、霧吹きを用意しておいてください。霧吹きは100円均一ショップでも購入することができます。霧吹きを使用する際は鈴虫に水がかからないようにしてあげてください。

 

鈴虫に与える餌は?共食いを防ぐには?

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鈴虫は雑食性の虫ですので、色々な物を食べます。鈴虫の餌としてよく使われるのは、キュウリやナスなどの野菜やリンゴなどの果物、パンです。野菜や果物に加えて、かつお節や煮干しなどのタンパク性の食品を入れておくと共食いを防ぐことができます。

餌は、串に2cm程度にカットした野菜や果物をさして、マットに串を埋め込んで与えてください。野菜や果物が直接マットにつくと、カビが発生する原因となります。ナスやキュウリなどの傷みやすい野菜は毎日交換するのも忘れずに。かつお節や煮干しも、マットに直接つかないようにペットボトルのキャップなどにいれて与えるのがポイントです。

 

鈴虫の全滅を防ぐための飼育のポイントは?

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鈴虫を飼育していると「飼い始めたばかりなのに全滅してしまった!」という悲しい結果になってしまうことがあります。鈴虫の全滅を防ぐには、「飼育ケースの付近で殺虫剤を使ったり蚊取り線香を近づけない」「虫除けスプレーを付けた手で餌を与えたり飼育ケースに触れない」「農薬が残らないように、野菜や果物はよく洗ってから与える」ことがとても大切なポイントです。

 

鈴虫の寿命は?鳴き声を楽しめるのはいつ?

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鈴虫の鳴き声を楽しめるのは、鈴虫が成虫となる8月中頃から9月上旬です。鈴虫の成虫の寿命は1〜2ヶ月程度なので、どんなに上手に買っても10月頃にはすべて死んでしまいます。
ただ、オスとメスが飼育されていた水槽ケースであれば、マットの中にたくさんの卵が残っているので、死んでしまった死骸を片付けたら卵の管理に専念してくださいね。