「ロイヤルカナン犬用食事療法食」は安全？原材料を徹底評価！口コミや評判もチェック

「ロイヤルカナン犬用食事療法食」は、ロイヤルカナンが販売する犬用の食事療法を目的としたドッグフードです。

「ロイヤルカナン」といえば、ペットショップで見かけることの多いペットフードです。年齢や体質といった特徴に合わせて選択できる、豊富な商品展開が特徴となっています。

そんな知名度の高い「ロイヤルカナン」ですが、韓国に製造工場が作られたことで不安に感じる方が多くなったペットフードでもあります。

ここでは･･･

• ✓「原材料は安心できる？」
• ✓「韓国の製造工場はどんなの？」
• ✓「口コミや評価が気になる！」

といった、疑問や不安を抱える飼い主さんたちのために「犬用食事療法食　消化器サポート　低脂肪　ドライ」の商品に絞って徹底解説していきます。

原材料や成分から口コミ評判まで載せていますので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考として読んでみてくださいね。

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ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」の基本情報は？

※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。

「ロイヤルカナン」は、ロイヤルカナン社が販売しているペットフードです。

犬や猫といった動物を熟知し尊重するといった「Dog and Cat First」という企業哲学をもとに、研究や開発、製造から販売・管理を行っています。

世界に16か所の工場を持ち、世界92か国に輸出されている世界的な企業です。

ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」の良い口コミは？

「ロイヤルカナン犬用食事療法食」を使用している方の口コミを見ていきましょう。ここでは良い口コミを集めてみましたので、参考にしてみてくださいね。

食べてくれる・調子が良くなった

多かった口コミとしては、「よく食べてくれる」「食べっぷりがいい」といった食いつきに関してでした。健康的な体を作るためにも、食事は大切ですよ。そのため、しっかり食べてくれるのは安心できますね。

療法食と聞くと美味しくないイメージがありますが、全体的に食いつきに関する良い口コミが多く見られます、多くの愛犬にとって美味しいと感じているのだと考えられますね。

体調が良くなった・改善した

獣医師さんに進められてから使用している方の中には「体調が良くなった」「改善した」といった良い口コミが見られました。愛犬の体質トラブルに悩んでいた方にとっては、とても嬉しい影響ですね。

他のフードだと不調になるけれど、元に戻すと治まる･･･といったこともあるようで、健康維持に期待ができる印象を感じました。

もちろん愛犬によって合う合わないがありますので、利用前は必ず獣医師さんの指示を仰ぐようにしてくださいね。

ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」の悪い口コミは？

良い口コミがある一方で、悪い口コミ内容も見られました。多くはありませんがその一部を紹介するとともに、見直しポイントを解説します。

美味しくないみたい・食べなかった

犬にも好みの味がありますので、食べる食べないといった問題はどんなドッグフードにも起こります。病院で勧められても、なかなか食べてくれないと心配ですよね。

この場合は肉や野菜などをトッピングしたり、ぬるま湯でふやかして香りで食欲を刺激してみましょう。トッピングは獣医師に相談してから追加してあげてくださいね。

急に新しいフードに切り替えたことでニオイに慣れず、警戒して食べてくれない場合もあります。この場合は従来のフードに少しずつ混ぜて与え、慣れさせる時間を作ってあげましょう。

粉々状態・賞味期限が切れていた

本フードは動物病院での購入を推奨していますが、Amazonや楽天市場といった大手通販サイトでも購入ができてしまいます。その中で「下の方が粉々状態」「賞味期限切れだった」といったトラブルにあってしまった方の口コミが見られました。

愛犬の食事は飼い主さんが用意するしかありません。病気をこれ以上悪化させないためにも、病院での購入を強くオススメします。

ドッグフードは必ずストックしておきましょう。今回のようなトラブルを回避するだけでなく、災害の時に安心です。

病院で購入する方が高いかもしれませんが、高い分だけ安心と品質を買っていると前向きに考えることもできます。病気で苦しむ愛犬ためにも、安心して与えられるものを用意してあげてくださいね。

ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」の原産国は「韓国」？安全性は？

本フードで紹介しているロイヤルカナンの犬用療養食「消化器サポート　低脂肪　ドライ」の原産国は「韓国」となっています。（2023年1月30日時点の情報）

ペットフードの需要増加に伴って、商品の中には一時的に「フランス」「ポーランド」の製造工場で生産されているフードもあります。

韓国の製造工場はどんなところ？

全世界にある「ロイヤルカナン」の工場の中で最大規模の大きさとなっている韓国の工場では、主に4つの特徴があります。

原材料の異物を除去する「クリーニングタワー」

韓国の製造工場には、原材料クリーニング施設「クリーニングタワー」が設置されています。この最新設備によって、原材料から異物を完全に取り除けるようになっています。

他の製品を混入させない袋詰めシステム

袋詰めの際は、別のフードの混入を防ぐために、ベルトやチェーンコンベアを使わない方法を取り入れています。

ドッグフードで別のフードの粒が紛れていた･･･というトラブルを耳にすることがあると思いますが、複数のフードを一つのコンベアで製造することが原因で起こってしまうようです。

本フードはコンベアを使わない方法なので、他のフードの混入させることなく袋詰めできるようになっています。

最新技術で原材料の粒子を超微細に

ドッグフードをグラインダーで細かくする際も、粒子を超微細にする最新技術が搭載されています。

ただ細かくするだけでなく、超微細にまでこだわることで、嗜好性と消化率を高めているようです。原材料の混ざり具合にも偏りがなさそうですね。

ガラス張りの回廊で安全性のアピール

韓国の工場は、「ロイヤルカナン」の工場の中で唯一ガラス張りの回廊となっています。

訪問者に対して「包み隠さず見せよう」とする姿勢を感じますね。利用者の方に安心して利用してもらいたいという「ロイヤルカナン」の思いも込められています。

韓国産は安心？不安な時はどうすればいい？

最新技術だけでなく、働いているスタッフや原材料の選定にも徹底されています。

韓国の運営管理は、日本人も含む多国籍チームで行われています。他の工場を経験してきたスタッフたちで構成されており、製造だけでなく利用者の方にも安全性を届けようとする姿勢で取り組んでいます。

原材料の選定はフランス本社での厳しい品質検査にも合格しており、他の工場と共通の品質と管理が行われています。そこまで不安に思うことはないかなと考えられますね。

とはいえ、不安になる方もいると思います。そんな時は直接ロイヤルカナンに問い合わせて確認してみましょう。ネット上やSNSでの情報は間違ったものが含まれいてるかもしれません。確実に疑問を解消するには、直接問い合わせるのが1番です。

原産国が「韓国」だからといってあまり不安になることはない印象ですが、飼い主さんによっては気になる方もいると思いますので、納得できるフードを愛犬に与えるようにしてくださいね。

ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」の詳しい原材料と成分一覧は？

赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。

ロイヤルカナン消化器サポート　低脂肪　ドライの原材料

ロイヤルカナン消化器サポート　低脂肪　ドライの成分分析値

粗脂肪量が5.6％以上と控えめなドッグフードです。

おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。

主原料評価

動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。

本フードの場合、動物性タンパク源ではない「米」を使用しています。

その次に「肉類（鶏、七面鳥、ダック）」が使用されていますので、動物性タンパク質もしっかり摂取できるレシピとなっています。

その他原料の評価

好ましくない原材料を使用していないかどうかと評価しています。

本フードの場合、「小麦」「大麦」「ビートパルプ」「動物性油脂」を使用しています。

「小麦」はアレルギーを発症する場合があるため、苦手な子やアレルギーを持っている子は注意が必要です。

「動物性油脂」はどんな動物が使用されているかわかりませんので、品質に不安が残ります。

「ロイヤルカナン消化器サポート　低脂肪　ドライ」に使用されているすべての原材料と成分表は「ドッグフード「ロイヤルカナン消化器サポート　低脂肪　ドライ」の原材料」にてまとめています。

合成酸化防止剤

合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。

本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない（原材料表に合成酸化防止剤の名称がない）ことが確認できました。

代わりに天然由来の「ミックストコフェロール」「ローズマリーエキス」が使用されています。

人工添加物（着色料、着香料、発色剤など）

犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。

ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。

そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。

本フードの場合、保存料に「ソルビン酸カリウム」が使用されています。食品の腐敗防止に使われる保存料の1つであり、食品を腐敗させる微生物の動きや成長を防止する効果があります。

単体での危険性は低いものの、他の添加物と一緒に摂取すると危険性が高まることもあります。できれば避けておきたい添加物です。

タンパク質

AAFCOが定めるタンパク質（乾燥重量比）の最低基準を満たしているかどうか評価しています。

本フードの場合「22.3%以上」と、成犬の基準を満たしていますが、子犬の基準は満たしていません。

粗脂肪

AAFCOが定める粗脂肪（乾燥重量比）の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。

本フードの場合「5.6%以上」と、成犬の基準を満たしていますが、子犬の基準は満たしていません。

出典：AAFCOの養分基準 阿部又信 解説

ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」のメリットとデメリットは？

愛犬の健康に最適な食事が与えられる

本フードは犬用の療法食なので、獣医師の診断の元で与えることができるフードです。そのため、愛犬の体に適した栄養を与えることができるのは大きなメリットと言えます。

愛犬の体質ケアを適切な食事でサポートすることができます。

また、途中で何かしらの不安や問題があっても獣医師さんに相談しやすいと感じました。これも本フードを使う上で大きなメリットですね。

気を付けたい点としては、ストックを切らさないようにすることです。無くなってから購入するのはオススメしません。病院で定期的に購入するよう心がけましょう。

かかりつけの病院が「ベッツホームデリバリー」といったオンライン宅配サービスの推奨病院であれば、自宅まで届けてくれるサービスを利用することもできます。

これから長く療法食を利用することになるであれば、こうしたサービスを使ってみてもいいかもしれませんね。

デメリットは原材料の不安

本フードのデメリットは2つあります。1つは使用されている原材料に不安があるという事です。本フードには「動物性油脂」「ソルビン酸カリウム」といった不安な表記が見られます。

原材料には多くの検査工程や食品衛生基準を設けていますので、粗悪なものを使っていることは考えにくいです。しかし、曖昧さや人工添加物につていの説明がないのは不安になるだけです。

これから安心できるような表記や説明が増えるといいなと感じました。

2つ目はAmazonや楽天市場でも購入できてしまう事です。本来、病院で購入するはずのフードがAmazonや楽天市場で購入できるというのは、品質的に不安のあるフードと考えられます。

確かに安くお得に購入できるのはありがたいです。ですが、価格よりも品質や安全性にこだわる方が愛犬のためになりますよ。

また、診断なく与えることができてしまうというデメリットもあります。曖昧な判断や知識だけで愛犬に与えると、逆効果につながるかもしれません。必ず病院で診察を受け病院で購入することをオススメします。

ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」はどんな犬と飼い主におすすめ？

おすすめの犬は？

本フードは療養中の愛犬のためのフードです。獣医師から勧められた場合に与えるようにしましょう。

「消化器サポート　低脂肪　ドライ」の場合、原材料には「米」「小麦」といった穀物類が含まれていますので、もしアレルギーを持っている子や苦手な子の場合は、相談してみてください。

飼い主さん自身でも原材料や成分をしっかり確認し、不安や疑問があれば必ず確認してくださいね。

おすすめの飼い主は？

まずは獣医師さんの指示を仰ぎ、愛犬の回復や緩和に向けて与えてみましょう。ただデメリットてもお伝えしましたが、原材料には気になる添加物や曖昧な表記の素材が含まれています。

こうした原材料を与えたくないなと思ったら、他のフードを与えても良いか相談してみましょう。犬用の療法食は他にのメーカーもありますので、そちらを使用しても良いか確認してみてください。

本フードの原産国は「韓国」となっています。韓国での製造工場は、他の国での作られる「ロイヤルカナン」と共通の品質と管理が行われています。

フランス本社での厳しい品質検査にも合格していますので、不安になる必要はないかなと考えられますが、気になる方は避けてもいいかもしれません。

飼い主さん自身が安心・信頼できるものを与えるようにしてくださいね。

ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」の賞味期限・保管方法・目安給餌量は？

賞味期限

ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。

保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。

保管方法

ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。

また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。

詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。

フードをうまく切り替える方法は？

現在食べさせているフードから切り替える場合、いきなり全てを新しいフードに変えてはいけません。急に新しいフードになると、腸内環境が慣れずに下痢や嘔吐してしまう場合があるからです。

また、愛犬が新しいフードのニオイや味に慣れず、まったく食べてくれないということもあります。せっかく愛犬の健康を考えて購入しても、食べてくれないのは悲しいですよね。

方法としては、従来のフードに少しずつ混ぜて増やしていく方法になります。1週間～10間ほどかけて、割合を増やしながら切り替えていきます。

獣医師さんの指示があればそれに従ってくださいね。

体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格

目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。

こちらで紹介しているのはあくまで目安であり、実際は獣医師の指示を仰ぎ適正量を与えるようにしてください。

ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。

ドッグフード「ロイヤルカナン犬用食事療法食」はどこで購入できる？

「ロイヤルカナン犬用食事療法食」は、かかりつけの動物病院で購入することができます。

犬用の食事療法食は、愛犬の病気や症状について医師の診断を受けた上で与えるドッグフードです。ネットで検索すると大手通販サイトでも購入できてしまいますが、あまりオススメはできません。

愛犬の健康のためにも病院で購入を！

本来は、獣医師さんの診察をもとに動物病院での購入が望ましいですが、Amazonや楽天市場といった大手通販サイトでも購入できてしまうのが現実です。

通販サイトでの購入は確かにお得ですし、病院に行かなくても購入できて便利ではありますが、適切な診断の元で与えなければ効果に期待はできません。

また「賞味期限が短かった」「袋が破損していた」といった品質の悪いものが届く可能性もあります。愛犬に何かしらのトラブルが起こった場合･･･それは飼い主さんの責任になりますので注意してくださいね。

愛犬の健康を本当に願うなら、かかりつけの動物病院で購入することを強くオススメします。そして定期的に診察をし、愛犬が元気になるようサポートしてあげましょう。

編集部まとめ

「ロイヤルカナン犬用食事療法食」は、愛犬に体に適した栄養を与えることができるドッグフードです。獣医師さんの指示に従って、愛犬のサポートができます。

とはいえ、原産国が「韓国」であることや、原材料に曖昧な表記・不安な添加物といったものがありますので、不安な方は利用を控えてみてもいいかもしれません。

療法食のドッグフードは他にもありますので、獣医師さんに確認してくださいね。

また、「ロイヤルカナン」に不安や疑問がある場合は直接問い合わせてみましょう。飼い主さん自身が納得できるフードを愛犬に与えてくださいね。

Amazonや楽天市場でも購入ができますが、品質や賞味期限に不安があるため、動物病院で購入することをオススメします。また、獣医師の指示がないにもかかわらず、独断で与えることも控えましょう。

口コミではほとんどの方が獣医師の指示で利用し、目に見えて効果を感じている方もいます。愛犬によっては合わない場合などもありますので、与える際は変わった様子がないか観察するようにしてください。

無添加については完全無添加のおすすめドッグフード人気5選の記事から詳しい説明を確認いただけます。

グレインフリーのフードはおすすめのグレインフリーのドッグフード3選にありますよ。

高品質フードであれば、こちらの記事で紹介している高品質なドッグフードもぜひ参考にしてみてくださいね。