「懐石」は食べやすい薄型粒にしらすをトッピングしたキャットフードです。
この記事では「懐石zeppin・海の風味のしらす添え」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子猫(離乳~1歳)」と「成猫(1歳以上)」に分けて、それぞれ100点満点にて行っています。
キャットフード「懐石」を評価

懐石の総合得点
- 33点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子猫 | 成猫 | |
主原材料 評価 | 0/30点 | 0/30点 |
その他原材料 評価 | 13/40点 | 13/40点 |
合成酸化防止剤不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
人工添加物使用 | 0/10点 | 0/10点 |
タンパク質量 | 5/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 33/100点 | 33/100点 |
キャットフード「懐石」の得点の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源ではない「穀類」を使用しているため、0点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「とうもろこし」「中白糠」「コーングルテンミール」「小麦粉」「ホミニーフィード」「フィッシュミール」「ミートミール」「動物性油脂」「大豆ミール」を使用しているため13点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「懐石の詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ので10点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ローズマリー抽出物」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、「食用黄色5号、食用赤色3号、食用黄色4号、食用青色1号、食用赤色102号」が使用されているので0点となります。
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合、「30%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合、「10.6%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
キャットフード「懐石」の基本情報は?

※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | 懐石zeppin・海の風味のしらす添え |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 518円(税込) |
内容量 | 220g |
カロリー | 340kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:1年半 開封後:1ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | 日清ペットフード |
対応年齢 | 1歳~ |
メイン食材 | 穀類(とうもろこし、中白糠、コーングルテンミール、小麦粉、ホミニーフィード、フィッシュミール) |
穀物 | とうもろこし、中白糠、コーングルテンミール、小麦粉、ホミニーフィード、フィッシュミール |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 食用黄色5号、食用赤色3号、食用黄色4号、食用青色1号、食用赤色102号 |
粒の大きさ | 12mm |
問合せ先 | 03-5282-6470 |
キャットフード「懐石」の詳しい原材料と成分一覧は?

懐石の原材料
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
主原料 | 穀類(とうもろこし、中白糠、コーングルテンミール、小麦粉、ホミニーフィード、フィッシュミール) |
---|---|
その他原材料 | フィッシュパウダー、しらす、まぐろ節、ミートミール、チキンミール、動物性油脂、大豆ミール、オリゴ糖、キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、食用黄色5号、食用赤色3号、食用黄色4号、食用青色1号、食用赤色102号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物) |
「オリゴ糖」には便秘を解消する役割が期待されています。愛猫の便臭が気になる方にもおすすめですよ。
便秘対策のキャットフードについてはこちらの記事、便臭対策のキャットフードについてはこちらの記事で詳しく確認頂けます。
懐石の成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 27.0%以上 | 30.0%以上 |
粗脂肪分 | 9.5%以上 | 10.6%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 4.4%以下 |
粗灰分 | 9.0%以下 | 10.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量は9.5%と控えめなキャットフードです。おすすめの低カロリーキャットフードはこちらの記事、ダイエット用キャットフードはこちらの記事にまとめています。
キャットフード「懐石」の賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:1年半
- 開封後:1ヶ月
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
キャットフード「懐石」の保管方法は?
キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「懐石」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 29g | 68円 |
2kg | 48g | 115円 |
3kg | 66g | 155円 |
4kg | 82g | 192円 |
5kg | 96g | 227円 |
6kg | 110g | 261円 |
7kg | 124g | 293円 |
8kg | 137g | 323円 |
9kg | 150g | 353円 |
10kg | 162g | 382円 |
15kg | 220g | 518円 |
20kg | 273g | 642円 |
30kg | 369g | 870円 |
40kg | 458g | 1080円 |
50kg | 542g | 1277円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
キャットフード「懐石」の販売会社について

懐石シリーズは日清ペットフードから販売されています。
大切な家族の一員で、生活のパートナーであるペットにはいつまでも健やかに暮らしほしいという願いのため、日清ペットフードは生活の基本である食を見つめ続けてきました。
安心で高品質なペットフードの研究開発だけでなく、ペットに関する相談にも対応し、ペットの生活を総合的にサポートしています。
編集部まとめ

主原料がさまざまな穀物で占められているため、猫は本フードのほとんどを栄養として吸収できません。少量含まれる動物性タンパク源の品質も疑わしいため、おすすめできないキャットフードです。
「とうもろこし」「コーングルテンミール」「小麦粉」「大豆ミール」は特にアレルギー性の強い原材料で、愛猫が体調を崩す危険性もあります。
主食として与えるのは穀類不使用で良質な動物性タンパク質を含むキャットフードをおすすめします。こちらの記事では年齢ごとにランキング形式で紹介していますよ。
懐石以外の国産のキャットフードはこちらの記事から確認できます。
懐石はリンを含んでいます。リンの役割やメリット、おすすめの商品はこちらの記事で紹介しています。
- 109種のキャットフードから選ぶ人気のランキング
- モグニャンの詳細と口コミ評判
- カナガンの詳細と口コミ評判
- シンプリーの詳細と口コミ評判
- ジャガーの詳細と口コミ評判
- キャットフードの選び方
- おすすめの選び方
- 無添加のキャットフード
- グレインフリーのキャットフード
- 獣医おすすめのキャットフード
- おいしいキャットフード
- 安全なキャットフード
- 低カロリーのキャットフード
- ダイエット用キャットフード
- オーガニックのキャットフード
- ヒューマングレードのキャットフード
- 安いキャットフード
- 猫の大きさで選ぶ
- 子猫向けキャットフード
- シニア向けキャットフード
- 多頭飼い向けのキャットフード
- 猫の症状で選ぶ
- 免疫力を高めたいときにおすすめのキャットフード
- 軟便におすすめなキャットフード
- 便秘気味におすすめのキャットフード
- 便臭対策におすすめのキャットフード
- 避妊後におすすめのキャットフード
- アレルギー対策におすすめのキャットフード
- 目やに改善におすすめなキャットフード
- 毛艶改善におすすめのキャットフード
- 毛玉ケアにおすすめのキャットフード
- 尿路結石におすすめなキャットフード
- 腎臓病のケアにおすすめのキャットフード
- 膀胱炎におすすめなキャットフード
- 肝臓ケアにおすすめなキャットフード
- 形状で選ぶ
- ドライタイプのキャットフード
- ウェットタイプのキャットフード
- パウチタイプのキャットフード
- 缶詰タイプのキャットフード
- レトルトタイプのキャットフード
- 大粒タイプのキャットフード
- 療法食タイプのキャットフード
- 原材料で選ぶ
- ラム入りキャットフード
- 魚肉メインのキャットフード
- 鹿肉入りのキャットフード
- ターキー使用のキャットフード
- チキン使用のキャットフード
- 成分で選ぶ
- 低マグネシウムのキャットフード
- リンが少ないキャットフード
- 産地で選ぶ
- 国産のキャットフード
- アメリカ産のキャットフード
- キャンペーンで選ぶ
- 市販でおすすめのキャットフード
- サンプルがあるキャットフード
- 高コスパのキャットフード