「カークランド」は、コストコのプライベートブランドであるカークランドシグネチャーが販売しているドッグフードです。
この記事では「カークランド シグネチャー スーパープレミアムドッグフード ラム ライス&ベジタブル」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ100点満点にて行っています。
ドッグフード「カークランド」を評価

カークランドの総合得点
- 65点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子犬 | 成犬 | |
主原材料 評価 | 30/30点 | 30/30点 |
その他原材料 評価 | 15/40点 | 15/40点 |
合成酸化防止剤不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
人工添加物使用 | 0/10点 | 0/10点 |
タンパク質量 | 5/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 65/100点 | 65/100点 |
ドッグフード「カークランド」の得点の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「ラム」を使用しているため、30点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「ラムミール」「玄米」「米ぬか」「米」「精製麦」「ビートパルプ」「フィッシュミール」「キビ」「塩化カリウム」「食塩」を使用しているため15点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「カークランドの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ので10点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ローズマリーエキス」が使われているため、安心して与えることができます。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、これらの「調味料」が使用されているため0点となります。
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「25.6%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「15.6%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
ドッグフード「カークランド」の基本情報は?

※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | カークランドシグネチャー スーパープレミアムドッグフード ラム ライス&ベジタブル |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 6156円(税込) |
内容量 | 18.14kg |
カロリー | 365kcal/100g |
生産国 | アメリカ合衆国 |
販売元 | コスコトホールセールジャパン |
メイン食材 | ラム肉 |
穀物 | 玄米、米ぬか、米、精製麦 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 調味料 |
粒の大きさ | 1cm前後 |
問合せ先 | 03-3819-4649 |
ドッグフード「カークランド」の詳しい原材料と成分一覧は?

カークランドの原材料
主原料 | ラム |
---|---|
その他原材料 | ラムミール・玄米・米ぬか・米・卵類・精製麦・鶏脂・ビートパルプ・ジャガイモ・フィッシュミール・フラックスシード・調味料・イースト・キビ・えんどう豆・ニンジン・ケルプ・リンゴ・スキムミルク・クランベリーパウダー・塩化カリウム・食塩・塩化コリン・ミネラル類・ビタミン類・ローズマリーエキス・グルコサミン/コンドロイチン・パセリ・チコリールート |
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
カークランドの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 23.0%以上 | 25.6%以上 |
粗脂肪分 | 14.0%以上 | 15.6%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 4.4%以下 |
粗灰分 | 7.5%以下 | 8.3%以下 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量が15.6%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「カークランド」の保管方法は?

ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「カークランド」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 31g | 11円 |
2kg | 52g | 18円 |
3kg | 70g | 24円 |
4kg | 87g | 30円 |
5kg | 103g | 35円 |
6kg | 118g | 40円 |
7kg | 132g | 45円 |
8kg | 146g | 50円 |
9kg | 159g | 55円 |
10kg | 173g | 59円 |
15kg | 234g | 80円 |
20kg | 290g | 99円 |
30kg | 393g | 134円 |
40kg | 488g | 166円 |
50kg | 577g | 196円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ

コストコのドッグフードなだけあり、1袋が18.14kgと大容量です。主原料は動物性タンパク質であるラム肉を使用しているためそこまで粗悪なフードではありませんが、保管が大変です。
フードの酸化は開封した瞬間から始まるので、小型犬を飼育されているご家庭には量的にあまり向きません。
また質的にも疑わしい部分がいくつかあります。
まず原材料の「ラムミール」です。主原料の「ラム肉」とは別に記載されているため、ラム肉以外の副産物を使っているのではないかという推測が立ちます。
また「調味料」や「塩化カリウム」「食塩」も、わざわざ単体で添加しなくてもよい原材料です。塩分に関しては食材そのものから補うこともできます。
・調味料とは具体的に何を使用しているのか
・なぜ塩化カリウムや食塩を使用しているのか
このあたりが公式HPを見る限りでは明らかではなかったため、本フードは飼い主さんに本音でおすすめすることはできません。
完璧な栄養バランスと最高クオリティの原材料のみを使用した「プレミアムドッグフード」を与えることがおすすめですよ。詳しくはこちらにまとめています。
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本ドッグフードよりも点数が低いドッグフードは数多く存在します。
まずは今与えているドッグフードの点数と本ドッグフードの点数を比較してみることをおすすめします。
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