高齢のゴールデンレトリバーの飼い方!育て方のポイントは?

ゴールデンレトリバー

避けては通れない愛犬の高齢化。

これからの人生をより快適に過ごしてもらうために、飼い主が知っておくべきことには何があるのでしょうか。

この記事では、高年齢になるとどんな変化が起きるのか、どのようなケアをするべきかをまとめました。

ゴールデンレトリバーの平均寿命は?

ゴールデンレトリバー1
ゴールデンレトリバーの平均寿命は、10~12年前後です。

小型犬の寿命平均は15歳前後なので、小型犬に比べると寿命は短い傾向にあります。

理由としては、大きくなるほど関節や心臓などあらゆる部分に負担がかかるためと言われています。

愛犬との時間をより長く共有するためにも、「食事」「ストレス」「病気の早期発見・治療」の3つに気をつけることが大切ですよ。

ゴールデンレトリバーの最高齢は?

ゴールデンレトリバー2
ゴールデンレトリバーの最高齢は20歳という記録があります。

ゴールデンレトリバーの20歳は人間でいうと約120歳です。

近年では獣医療が発達しているため、寿命がのびている傾向にあります。

 

ゴールデンレトリバーの老化のサインとは?

ゴールデンレトリバー3

老化のサイン

耳が遠くなる
目の水晶体が濁っている
目ヤニや耳垢がつきやすくなる
口臭がきつくなる
歯が抜ける
口・耳の周りが白髪になる
被毛にツヤがなくなる、白髪が出る
筋肉や骨が衰え、体が弱々しくなる
動作が鈍くなる
寝ていることがことが多い
頑固・怒りっぽくなる
おもらしをする

老化のサインとしては、上記のようなことが挙げられます。

初めは気づきにくいですが、シニア期に入る7歳ごろから愛犬の行動に変化が見られるようになります。

定期的にケアを行うことでサインを見つけることができます。

 

ゴールデンレトリバーの認知症の症状は?

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認知症の症状

大きな声で吠え続ける
昼夜逆転する
夜中に徘徊する
旋回運動をする
飼い主が分からなくなる
表情がなくなる
食欲旺盛だけど痩せる

このような行動が見られたら、認知症が始まっている可能性があります。

認知症に関してはやむを得ない部分もあるので、正しい知識で対応できるようにしっかりと準備しておくことが大切ですよ。

認知症予防のためにDHAを含むペットフード与えるのも有効です。DHAには認知機能低下を抑制する働きがあります。かかりつけの獣医師さんと相談して与えてみるのもいいかもしれません。

 

高齢のゴールデンレトリバーと生活する際のポイント

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生活のポイント

無理のない散歩
シニア用のドッグフード
住む環境の対策

 

無理のない散歩

歳を重ねても、無理のない範囲で散歩は続けるようにします。

少しの距離や時間であっても歩くことが筋肉量の維持に繋がるからです。

散歩中に息切れしたり、立ち止まったりする場合は無理をせず、その日の様子を観察しながら続けてみてくださいね。

 

シニア用のドッグフード

高齢になると筋肉量が減り新陳代謝が低下するので、成犬期と同じ量の食事を食べてもエネルギーを消費しきれません。

7歳を過ぎたらシニア用フードか高タンパク低脂肪のフードに切り替えてあげてください。

また、噛む力が弱くなるのでお湯でふやかしてあげると食べやすくなりますよ。

 

住む環境の対策

シニア期になってからの模様替えは、控えることをおすすめします。

大きな変化はストレスになりますし、視力も落ちてくるので今までなかった場所の家具があるとぶつかってしまう可能性があるためです。

どうしても動かさなければならない場合には、家具の角にコーナーガードをつけるのが良いですよ。ぶつかっても怪我につながる危険が少なくなります。

また、老化が進むとじっとしていることが増えます。さらに、脂肪が落ちて骨ばることもあります。その影響で床ずれが起こる可能性があります。皮膚が赤くなっていたり、皮膚が剥けている場合があったらそれは床ずれのサインです。低反発マットレスを敷いたり、ベッドを敷いて床ずれを防ぎましょう。

 

老化への対応を正しい知識で

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犬の老化スピードは人間の7倍といわれています。

少しでも長い時間を共有するためにも、愛犬の老化にしっかりと正しい知識で対応して、シニア期も幸せな生活が送れるようにしてあげてくださいね。

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