ワイヤー状の短い剛毛が特徴的なワイヤーフォックステリア。女優の斎藤陽子さんの愛犬としても有名です。
スタイル抜群なその姿から、「テリア界の貴公子」ともいわれていますよ。
この記事では、ワイヤーフォックステリアの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や迎え入れ方、しつけや寿命についてまとめました。
ワイヤーフォックステリアの基本情報

歴史
ワイヤーフォックステリアは、キツネ狩りを目的として作り出されたイギリス原産の犬種です。
短毛のフォックステリアと混同されていたこともありますが、19世紀半ば頃にワイヤーフォックスとして独立。
その後、テリア種との交配を重ね、およそ100年前に現在のような姿に固定されたとされていますよ。
大きさや特徴
ワイヤーフォックステリアの大きさは、体重7~9kg、体高39cm以下で中型犬に分類されます。
「針金のように硬い短毛」が特徴的で、被毛カラーは白い体に黒・茶のまだら模様が一般ですよ。
ワイヤーフォックステリアの性格について
ワイヤーフォックステリアの性格は、「元気」「好奇心旺盛」「利口」などです。
いたずら好きで、他の犬を追いかけまわしたり、ぬいぐるみをくわえて振り回したりしますよ。
ワイヤーフォックステリアの迎え入れ

迎え入れの方法
迎え入れ方法は、「ブリーダー」「里親制度」の2つですよ。
JKCへの登録数は2019年時点で197頭と多く、ブリーダーさんも関東地方を中心に多くいらっしゃいますよ。
迎え入れにかかる費用
ワイヤーフォックステリアの迎え入れにかかる費用は、およそ25万円です。
被毛カラーや被毛の量、両親のショーでの成績などによってはさらに高くなることもありますよ。
ワイヤーフォックステリアの快適な飼育環境について
ワイヤーフォックステリアとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
ワイヤーフォックステリアの食事について

食事量
普段与えているドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

ワイヤーフォックステリアには、「モグワン」がおすすめです。
モグワンは、主原料に新鮮なチキンと生サーモンを使用しており、犬に最も欠かせない栄養である「良質な動物性たんぱく質」が50%以上も含まれています。
しっかりとした筋肉、体格をつくるために効率よく栄養を摂取することができますよ。
ワイヤーフォックステリアのお手入れについて

お手入れ項目
- 被毛ケア
- シャンプー
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
ワイヤーフォックステリアとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは、毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
ワイヤーフォックステリアの運動について

1日2回それぞれ60分程度の運動を心がけるようにします。
もともと狩猟犬として活躍していた犬種でスタミナが豊富だからです。運動不足は「噛む」「吠える」といった問題行動にもつながってしまいます。
ワイヤーフォックステリアのしつけについて

しつけで大切なことは、飼い主がリーダーであるということを理解してもらうことです。
賢く物覚えもいいので飼い主さんを困らせることは少ないですが、自分の方が上だと勘違いさせてしまうと立場が逆転し言うことを全く聞かなくなってしまうからです。
ワイヤーフォックステリアの寿命・病気について
ワイヤーフォックステリアの寿命はおよそ12年で、中型犬としては平均的な寿命です。
丈夫な犬種であり遺伝性疾患も少ないですが、「外耳炎」「皮膚病」「白内障」などには気をつける必要があります。
まとめ
この記事では、ワイヤーフォックステリアの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
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