「ベストバランス」はunicharmが販売する国産のドッグフードです。
この記事では「ベストバランス カリカリ仕立て トイ・プードル用 チキン・野菜・小魚・玄米入り」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ100点満点にて行っています。
ドッグフード「ベストバランス」を評価

ベストバランスの総合得点
- 14点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子犬 | 成犬 | |
主原材料 評価 | 0/30点 | 0/30点 |
その他原材料 評価 | 9/40点 | 9/40点 |
合成酸化防止剤使用 | 0/10点 | 0/10点 |
人工添加物使用 | 0/10点 | 0/10点 |
タンパク質量 | 5/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 14/100点 | 14/100点 |
ドッグフード「ベストバランス」の得点の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源ではない「穀類」を使用しているため、0点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「チキンミール」「鶏ミンチ」「チキンエキス」「大豆」「大豆たんぱく質」「白身魚ミール」「動物性油脂」「ビートパルプ」を使用しているため9点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「ベストバランスの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤である「エリソルビン酸Na」が使用されているため、0点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、「保存料(ソルビン酸K)」「着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)」が使用されていないので0点となります。
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「23.9%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「10.2%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
ドッグフード「ベストバランス」の基本情報は?

商品名 | ベストバランス カリカリ仕立て トイ・プードル用 チキン・野菜・小魚・玄米入り |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1620円(税込) |
内容量 | 2kg |
カロリー | 360kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から18ヶ月 開封後:1ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | unicharm |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | 穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、玄米 等) |
穀物 | トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、玄米 等 |
酸化防止剤 | エリソルビン酸Na |
人工添加物 | 二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号 |
粒の大きさ | 直径8mm前後 |
問合せ先 | 0120-810-539 |
配達までの期間 | 1週間程度(Amazon) |
ドッグフード「ベストバランス」の詳しい原材料と成分一覧は?

ベストバランスの原材料
主原料 | 穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、玄米 等) |
---|---|
その他原材料 | 肉類(チキンミール、鶏ミンチ、チキンエキス 等)、豆類(大豆、大豆エキス、大豆たんぱく質 等)、魚介類(白身魚ミール、乾燥小魚)、動物性油脂、野菜類(ビートパルプ、ホウレンソウパウダー、ニンジンパウダー、カボチャパウダー等)、チーズ、オリゴ糖、ソルビトール、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、ヨウ素、カリウム、ナトリウム、亜鉛)、保存料(ソルビン酸K)、グリセリン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、グルコサミン塩酸塩(エビ・カニ由来)、フマル酸、コンドロイチン硫酸塩(サメ由来)、酸化防止剤(エリソルビン酸Na、ミックストコフェロール、ハーブエキス) |
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
ベストバランスの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 21.0%以上 | 23.9%以上 |
粗脂肪分 | 9.0%以上 | 10.2%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 | 5.1%以下 |
粗灰分 | 8.5%以下 | 9.7%以下 |
水分 | 12.0%以下 | – |
粗脂肪量が10.2%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「ベストバランス」の賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:製造から18ヶ月
- 開封後:1ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ドッグフード「ベストバランス」の保管方法は?

ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「ベストバランス」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 31g | 26円 |
2kg | 52g | 43円 |
3kg | 71g | 58円 |
4kg | 88g | 72円 |
5kg | 104g | 85円 |
6kg | 119g | 97円 |
7kg | 134g | 109円 |
8kg | 148g | 120円 |
9kg | 162g | 131円 |
10kg | 175g | 142円 |
15kg | 237g | 193円 |
20kg | 294g | 239円 |
30kg | 399g | 324円 |
40kg | 495g | 401円 |
50kg | 585g | 474円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ

穀類を多く使用してフードをカサ増ししている、発がん性のある合成添加物を復数使用しているため、おすすめできないドッグフードです。
フードの形状が小粒で小型犬でも食べやすいように配慮されている点は評価できますが、原材料の面では愛犬の健康に対する配慮がほとんどされていません。
消化に悪くアレルギーの原因にもなる「穀類」を大量に使用しています。
愛犬の主食として与えるのであれば、穀類を使用していないドッグフードが理想ですよ。
pepy編集部おすすめのグレインフリードッグフードについてはこちらの記事から確認いただけます。
また、「ソルビン酸K」「二酸化チタン」「赤色106号」「黄色4号」「青色1号」などの発がん性が報告されている添加物も復数使用されています。
添加物不使用の「無添加」ドッグフードについてはこちらの記事から詳しい説明を確認いただけます。
「便の形もよくなった」という利用者の声もありますが、消化できない穀類がそのまま排泄されているからであり、体調が良くなったわけではありません。
総じて、品質の高いドッグフードとはいえません。値段よりも健康を優先させて、プレミアムドッグフードに切り替えることをおすすめします。
- ドッグフードの作り方
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