「ファーストチョイス」は猫の健康をサポートすることをコンセプトに開発されたキャットフードです。
この記事では「ファーストチョイス 室内猫用・サーモン&チキン」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子猫(離乳~1歳)」と「成猫(1歳以上)」に分けて、それぞれ100点満点にて行っています。
この記事でまとめたこと
キャットフード「ファーストチョイス」を評価

ファーストチョイスの総合得点
- 75点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子猫 | 成猫 | |
主原材料 評価 | 30/30点 | 30/30点 |
その他原材料 評価 | 15/40点 | 15/40点 |
合成酸化防止剤不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
人工添加物不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
タンパク質量 | 5/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 75/100点 | 75/100点 |
キャットフード「ファーストチョイス」の得点の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「鶏肉」を使用しているため、30点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「玄米」「コーン」「コーングルテンミール」「ビートパルプ」「たん白加水分解物」「セルロース」「大豆レシチン」を使用しているため15点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「ファーストチョイスの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ので10点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ビタミンE」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていないので10点となります。
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合、「32.2%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合、「14.4%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
キャットフード「ファーストチョイス」の基本情報は?

※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | ファーストチョイス 室内猫用・サーモン&チキン |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1810(税込) |
内容量 | 1.6kg |
カロリー | 353kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:18ヶ月 開封後:1ヶ月 |
生産国 | カナダ |
販売元 | アース・バイオケミカル株式会社 |
対応年齢 | 1歳~7歳 |
メイン食材 | 鶏肉 |
穀物 | 玄米、コーン、コーングルテンミール |
酸化防止剤 | ビタミンE |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 8mm |
問合せ先 | 075-585-6777 |
配達までの期間 | 1週間前後(Amazon) |
1kgあたりの価格は1131円とかなり安いキャットフードです。
キャットフードの安さの秘密や、コスパの良い食品の見抜き方はこちらの記事にまとめています。
キャットフード「ファーストチョイス」の詳しい原材料と成分一覧は?

ファーストチョイスの原材料
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
主原料 | 鶏肉 |
---|---|
その他 原材料 | 玄米、コーン、コーングルテンミール、鶏脂、サーモン、ビートパルプ、たん白加水分解物、セルロース、乾燥全卵、全粒亜麻仁(オメガ3脂肪酸源)、サーモン油(DHA源)、酵母、乾燥トマト、マンナンオリゴ糖、乾燥チコリ(イヌリン源)、ユッカ抽出エキス、大豆レシチン、硫酸水素ナトリウム、DL-メチオニン、タウリン、ビタミン類(A、D3、E、C、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(ナトリウム、クロライド、カリウム、鉄、亜鉛、マンガン、カルシウム、セレン、ヨウ素)、酸化防止剤(ビタミンE) |
「マンナンオリゴ糖」はお腹の健康を維持し、便秘など健康リスクの低減につながると考えられています。愛猫の便臭が気になる方にもおすすめですよ。
便秘対策のキャットフードについてはこちらの記事、便臭対策のキャットフードについてはこちらの記事で詳しく確認頂けます。
ファーストチョイスの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 29%以上 | 32.2%以上 |
粗脂肪分 | 13%以上 | 14.4%以上 |
粗繊維 | 3%以下 | 3.3%以下 |
粗灰分 | 7%以下 | 7.8%以下 |
水分 | 10%以下 | – |
粗脂肪量は13%と控えめなキャットフードです。おすすめの低カロリーキャットフードはこちらの記事、ダイエット用キャットフードはこちらの記事にまとめています。
キャットフード「ファーストチョイス」の賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:18ヶ月
- 開封後:1ヶ月
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
キャットフード「ファーストチョイス」の保管方法は?

キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「ファーストチョイス」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 28g | 32円 |
2kg | 47g | 53円 |
3kg | 63g | 72円 |
4kg | 79g | 89円 |
5kg | 93g | 106円 |
6kg | 106g | 121円 |
7kg | 119g | 136円 |
8kg | 132g | 150円 |
9kg | 144g | 164円 |
10kg | 156g | 177円 |
15kg | 212g | 240円 |
20kg | 263g | 298円 |
30kg | 356g | 403円 |
40kg | 442g | 500円 |
50kg | 522g | 591円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ

主食として愛猫に与えることは避けたほうが良いキャットフードです。
主原料に鶏肉を使用しているにもかかわらず、タンパク質量がAAFCOの最低基準に達していないことが気になります。
これは「玄米」「コーン」「コーングルテンミール」などの穀類と、繊維質の塊である「ビートパルプ」と「セルロース」でフードのカサ増しを行っていることが理由です。
愛猫の主食として与えるのであれば、穀類を使用していないキャットフードが理想ですよ。
pepy編集部おすすめのグレインフリーのキャットフードはこちらの記事から確認いただけます。
穀物や人工添加物は愛猫の目ヤニや涙やけの原因にもなります。詳しい理由はこちらの記事から確認できます。
穀類と繊維質はどちらも猫が栄養として吸収できない原材料なので本来食べさせないほうが良いのです。なかでも「コーン」「コーングルテンミール」を食べるとアレルギーを起こし、体調を崩す恐れもあります。
こちらの記事では特におすすめできるキャットフードを紹介していますので、ぜひ確認してみてくださいね。
商品購入ページへ

本キャットフードよりも点数が低いキャットフードは数多く存在します。
まずは今与えているキャットフードの点数と本キャットフードの点数を比較してみることをおすすめします。
- 109種のキャットフードから選ぶ人気のランキング
- モグニャンの詳細と口コミ評判
- カナガンの詳細と口コミ評判
- シンプリーの詳細と口コミ評判
- ジャガーの詳細と口コミ評判
- キャットフードの選び方
- おすすめの選び方
- 無添加のキャットフード
- グレインフリーのキャットフード
- 獣医おすすめのキャットフード
- おいしいキャットフード
- 安全なキャットフード
- 低カロリーのキャットフード
- ダイエット用キャットフード
- オーガニックのキャットフード
- ヒューマングレードのキャットフード
- 安いキャットフード
- 猫の大きさで選ぶ
- 子猫向けキャットフード
- シニア向けキャットフード
- 多頭飼い向けのキャットフード
- 猫の症状で選ぶ
- 免疫力を高めたいときにおすすめのキャットフード
- 軟便におすすめなキャットフード
- 便秘気味におすすめのキャットフード
- 便臭対策におすすめのキャットフード
- 避妊後におすすめのキャットフード
- アレルギー対策におすすめのキャットフード
- 目やに改善におすすめなキャットフード
- 毛艶改善におすすめのキャットフード
- 毛玉ケアにおすすめのキャットフード
- 尿路結石におすすめなキャットフード
- 腎臓病のケアにおすすめのキャットフード
- 膀胱炎におすすめなキャットフード
- 肝臓ケアにおすすめなキャットフード
- 形状で選ぶ
- ドライタイプのキャットフード
- ウェットタイプのキャットフード
- パウチタイプのキャットフード
- 缶詰タイプのキャットフード
- レトルトタイプのキャットフード
- 大粒タイプのキャットフード
- 療法食タイプのキャットフード
- 原材料で選ぶ
- ラム入りキャットフード
- 魚肉メインのキャットフード
- 鹿肉入りのキャットフード
- ターキー使用のキャットフード
- チキン使用のキャットフード
- 成分で選ぶ
- 低マグネシウムのキャットフード
- リンが少ないキャットフード
- 産地で選ぶ
- 国産のキャットフード
- アメリカ産のキャットフード
- キャンペーンで選ぶ
- 市販でおすすめのキャットフード
- サンプルがあるキャットフード
- 高コスパのキャットフード