「キャラット」は、充実なラインナップで愛猫の元気と長生きをサポートしてくれる国産のキャットフードです。
この記事では「キャラットミックス かつお仕立ての味わいブレンド」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子猫(離乳~1歳)」と「成猫(1歳以上)」に分けて、それぞれ100点満点にて行っています。
キャットフード「キャラット」を評価

キャラットの総合得点
- 37点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子猫 | 成猫 | |
主原材料 評価 | 0/30点 | 0/30点 |
その他原材料 評価 | 19/40点 | 19/40点 |
合成酸化防止剤不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
人工添加物不使用 | 0/10点 | 0/10点 |
タンパク質量 | 0/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 34/100点 | 39/100点 |
※総合得点は、「(幼猫の合計得点+成猫の合計得点)÷2」で算出しています(小数点未満四捨五入)。
キャットフード「キャラット」の得点の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源ではない「穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、中白糠、ホミニーフィード)」を使用しているため、0点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー)」「魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、カツオパウダー 等)」「動物性油脂」「大豆ミール」「ビートパルプ」を使用しているため19点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「キャラットの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ので10点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。本フードでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ローズマリー抽出物」が使われています。
人口添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、「食用黄色5号」「食用黄色4号」「食用青色1号」「食用赤色3号」「食用赤色102号」が使用しているため0点となります。
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合、「26.0%以上」と成猫の基準は満たしていますが子猫の基準は満たしていないため、幼猫は0点、成猫は5点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「9.0%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
キャットフード「キャラット」の基本情報は?
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | キャラットミックス かつお仕立ての味わいブレンド |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1350円(税込) |
内容量 | 3kg |
カロリー | 330kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:1.5年 開封後:9ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | 日清ペットフード株式会社 |
対応年齢 | 9ヶ月~ |
メイン食材 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、中白糠、ホミニーフィード) |
穀物 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、中白糠、ホミニーフィード) |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 食用黄色5号、食用黄色4号、食用青色1号、食用赤色3号、食用赤色102号 |
粒の大きさ | 直径1㎝ |
問合せ先 | 03-5282-6470 |
配達までの期間 | 1週間前後(Amazon) |
1kgあたりの価格は450円とかなり安いキャットフードです。
キャットフードの安さの秘密や、コスパの良い食品の見抜き方はこちらの記事にまとめています。
キャットフード「キャラット」の詳しい原材料と成分一覧は?

キャラットの原材料
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
主原料 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、中白糠、ホミニーフィード) |
---|---|
その他 原材料 | 肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、カツオパウダー 等)、油脂類(動物性油脂、月見草オイル)、大豆ミール、オリゴ糖、野菜類(キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー)、ビール酵母、ビートパルプ、β-グルカン、ミルクカルシウム、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、食用黄色5号、食用黄色4号、食用青色1号、食用赤色3号、食用赤色102号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物) |
「オリゴ糖」には便秘を解消する役割が期待されています。愛猫の便臭が気になる方にもおすすめですよ。
便秘対策のキャットフードについてはこちらの記事、便臭対策のキャットフードについてはこちらの記事で詳しく確認頂けます。
キャラットの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 23.4%以上 | 26.0%以上 |
粗脂肪分 | 8.1%以上 | 9.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 4.4%以下 |
粗灰分 | 9.0%以下 | 10.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量は8.1%と控えめなキャットフードです。おすすめの低カロリーキャットフードはこちらの記事、ダイエット用キャットフードはこちらの記事にまとめています。
キャットフード「キャラット」の賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:1.5年
- 開封後:9ヶ月
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
キャットフード「キャラット」の保管方法は?

キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「キャラット」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 30g | 14円 |
2kg | 50g | 23円 |
3kg | 68g | 31円 |
4kg | 84g | 38円 |
5kg | 99g | 45円 |
6kg | 114g | 52円 |
7kg | 128g | 58円 |
8kg | 141g | 64円 |
9kg | 154g | 70円 |
10kg | 167g | 76円 |
15kg | 226g | 102円 |
20kg | 281g | 127円 |
30kg | 381g | 172円 |
40kg | 472g | 213円 |
50kg | 558g | 252円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ

「主原料が穀類である」「肉類がすべてミールとエキスである」「合成着色料を使用している」ことからおすすめできないキャットフードです。
猫は穀類を栄養として吸収することができません。肉食動物である猫の体には穀類(植物性タンパク質)を吸収・分解する酵素が存在しないからです。キャラットには穀類が3種類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉)含まれています。
愛猫の主食として与えるのであれば、穀類を使用していないキャットフードが理想ですよ。
pepy編集部おすすめのグレインフリーのキャットフードはこちらの記事から確認いただけます。
また、「ミール」「パウダー」「動物性油脂」の品質は不透明です。いずれも製造過程で食用以外の部位が混入する可能性が高いからです。
そして合成着色料をふんだんに使用していることが大きなマイナス評価です。猫の食いつきに見た目は関係ありませんし、キャラットには発がん性が報告されている着色料が使用されています。
「無添加」のキャットフードについてはこちらの記事から詳しい説明を確認いただけます。
以上の理由からキャラットはおすすめすることができません。当サイト編集部がおすすめするキャットフードはこちらの記事にまとめていますよ。
キャラット以外の国産のキャットフードはこちらの記事から確認できます。
キャラットはリンを含んでいます。リンの役割やメリット、おすすめの商品はこちらの記事で紹介しています。
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