「キャトリート」は、スマック社が製造販売しているスーパーやホームセンターなどでも買い求めやすいキャットフードです。
この記事では「プチ贅沢ごはんキャトリート 国産かつお節添え 210g」」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子猫(離乳~1歳)」と「成猫(1歳以上)」に分けて、それぞれ100点満点にて行っています。
キャットフード「キャトリート」を評価

キャトリートの総合得点
- 32点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子猫 | 成猫 | |
主原材料 評価 | 0/30点 | 0/30点 |
その他原材料 評価 | 12/40点 | 12/40点 |
合成酸化防止剤不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
人工添加物使用 | 0/10点 | 0/10点 |
タンパク質量 | 5/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 32/100点 | 32/100点 |
キャットフード「キャトリート」の得点の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源ではない「穀類(とうもろこし、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール等)」を使用しているため、0点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「フィッシュミール」「フィッシュエキス」「フィッシュパウダー」「ミートミール」「チキンミール」「ポークミール」「動物性油脂」「脱脂大豆」「粉末セルロース」を使用しているため12点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「キャトリートの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ので10点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、「ph調整剤」「着色料(赤色102号、黄色4号、青色1号)」が使用されているため0点となります。
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合、「33.3%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「13.3%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
キャットフード「キャトリート」の基本情報は?
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | プチ贅沢ごはんキャトリート 国産かつお節添え 210g |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 509円(税込) |
内容量 | 210g |
カロリー | 350kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:18ヶ月 開封後:1ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | 株式会社スマック |
対応年齢 | 離乳食を終えた子猫(約1歳)~ |
メイン食材 | 穀類(とうもろこし・小麦粉・パン粉・コーングルテンミール等) |
穀物 | とうもろこし・小麦粉・パン粉・コーングルテンミール等 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | ph調整剤・着色料(赤色102号・黄色4号・青色1号) |
粒の大きさ | 6mm~8mm |
問合せ先 | 052-603-7887 |
配達までの期間 | 1週間前後(Amazon) |
キャットフード「キャトリート」の詳しい原材料と成分一覧は?

キャトリートの原材料
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
主原料 | 穀類(とうもろこし、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール等) |
---|---|
その他原材料 | 魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、熟成かつお、フィッシュパウダー)、肉類(ミートミール、チキンミール、ポークミール)、動物性油脂、豆類(脱脂大豆 等)、ビール酵母、粉末セルロース、たんぱく加水分解物、酵母細胞壁、植物発酵抽出エキス、ミネラル類(カルシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、葉酸、コリン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ph調整剤、着色料(赤色102号、黄色4号、青色1号) |
キャトリートの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 30.0%以上 | 33.3%以上 |
粗脂肪分 | 12.0%以上 | 13.3%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 | 3.3%以上 |
粗灰分 | 9.0%以下 | 10.0%以上 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量は12%と控えめなキャットフードです。おすすめの低カロリーキャットフードはこちらの記事、ダイエット用キャットフードはこちらの記事にまとめています。
キャットフード「キャトリート」の賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:18ヶ月
- 開封後:1ヶ月
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
キャットフード「キャトリート」の保管方法は?

キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「キャトリート」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 28g | 68円 |
2kg | 47g | 115円 |
3kg | 64g | 155円 |
4kg | 79g | 192円 |
5kg | 94g | 227円 |
6kg | 107g | 261円 |
7kg | 120g | 293円 |
8kg | 133g | 323円 |
9kg | 145g | 353円 |
10kg | 157g | 382円 |
15kg | 213g | 518円 |
20kg | 265g | 642円 |
30kg | 359g | 870円 |
40kg | 445g | 1080円 |
50kg | 526g | 1277円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
 
編集部まとめ

「主原料に穀物を使用している」「肉類の品質が不透明である」「無栄養の繊維質が多く含まれる」ことからキャトリートはおすすめできないキャットフードです。
穀類は猫が吸収できないタンパク質です。本フードのように穀類主体のキャットフードとなると、タンパク質のほとんどが吸収されずにウンチとして排泄されてしまうのです。
愛猫の主食として与えるのであれば、穀類を使用していないキャットフードが理想ですよ。
pepy編集部おすすめのグレインフリーのキャットフードはこちらの記事から確認いただけます。
動物性タンパク質である肉類も含まれてはいますが、「フィッシュミール」「フィッシュパウダー」「チキンミール」など純粋な肉のみの原材料は一切使用していません。ミールやパウダーには低品質な副産物も一緒に混ぜられていることが多く、品質が不透明です。
「脱脂大豆」「粉末セルロース」はほぼ無栄養の繊維質です。猫の発育にとっては不要な成分であり、フードをカサ増ししてグラムあたりの値段を下げることが目的である可能性が高いです。
少量であれば便秘解消に役立ちますが、穀類も含まれているので便が固くなりすぎることも予想されますよ。
以上の理由からおすすめすることができません。
キャトリート以外の国産のキャットフードはこちらの記事から確認できます。
- 109種のキャットフードから選ぶ人気のランキング
- モグニャンの詳細と口コミ評判
- カナガンの詳細と口コミ評判
- シンプリーの詳細と口コミ評判
- ジャガーの詳細と口コミ評判
- キャットフードの選び方
- おすすめの選び方
- 無添加のキャットフード
- グレインフリーのキャットフード
- 獣医おすすめのキャットフード
- おいしいキャットフード
- 安全なキャットフード
- 低カロリーのキャットフード
- ダイエット用キャットフード
- オーガニックのキャットフード
- ヒューマングレードのキャットフード
- 安いキャットフード
- 猫の大きさで選ぶ
- 子猫向けキャットフード
- シニア向けキャットフード
- 多頭飼い向けのキャットフード
- 猫の症状で選ぶ
- 免疫力を高めたいときにおすすめのキャットフード
- 軟便におすすめなキャットフード
- 便秘気味におすすめのキャットフード
- 便臭対策におすすめのキャットフード
- 避妊後におすすめのキャットフード
- アレルギー対策におすすめのキャットフード
- 目やに改善におすすめなキャットフード
- 毛艶改善におすすめのキャットフード
- 毛玉ケアにおすすめのキャットフード
- 尿路結石におすすめなキャットフード
- 腎臓病のケアにおすすめのキャットフード
- 膀胱炎におすすめなキャットフード
- 肝臓ケアにおすすめなキャットフード
- 形状で選ぶ
- ドライタイプのキャットフード
- ウェットタイプのキャットフード
- パウチタイプのキャットフード
- 缶詰タイプのキャットフード
- レトルトタイプのキャットフード
- 大粒タイプのキャットフード
- 療法食タイプのキャットフード
- 原材料で選ぶ
- ラム入りキャットフード
- 魚肉メインのキャットフード
- 鹿肉入りのキャットフード
- ターキー使用のキャットフード
- チキン使用のキャットフード
- 成分で選ぶ
- 低マグネシウムのキャットフード
- リンが少ないキャットフード
- 産地で選ぶ
- 国産のキャットフード
- アメリカ産のキャットフード
- キャンペーンで選ぶ
- 市販でおすすめのキャットフード
- サンプルがあるキャットフード
- 高コスパのキャットフード