オトシンクルスのよくある病気まとめ!水カビ病?白点病?

水槽のお掃除用にも飼われ、初心者にもおすすめのオトシンクルス。メジャーな種類で、ほとんどの熱帯魚ショップで販売されていますよ。

今回の記事では、オトシンクルスがかかりやすい病気について症状や治療法についてまとめました。

 

水カビ病って?症状は?

オトシンクルス

 

水カビ病は体の表面に白い綿のようなものが付着する病気です。白い綿の正体であるカビが広がり、エラまで到達してしまうと呼吸困難になり亡くなってしまう病気です。

水槽内には多少のカビ菌が存在するので、発生しやすい病気ともいえるでしょう。水カビは、食べ残しや水槽内のゴミなどでさらに繁殖しやすくなります。

体の表面に白い綿を発見したら水槽の水を入換え、薬浴してあげると良いですよ。

 

白点病って?症状は?

魚

白点病は寄生虫が体内に寄生し、体の表面に白い点で出てくる病気です。初期段階は小さく気付くのが難しいですが、すぐに体中に広がっていきます。寄生虫が弱ったオトシンクルスに寄生し、皮ふに穴を開け、体液を食べて成長していきます。進行すると最悪の場合、エラまで到達して呼吸困難により死んでしまう場合もあります。

一度、寄生虫が侵入してしまうと水槽内で繁殖・感染してしまいます。寄生虫は、繁殖スピードがとても速いので、水槽内で感染を確認した場合はまん延していると考えたほうが良いですね。

寄生虫発生の主な原因は、購入したオトシンクルスがすでに感染していたことです。購入する際は、白点病の感染を確認したほうがよいですよ。

感染を確認したら、その個体は別の水槽などに隔離します。隔離した水槽の水温を徐々に30℃くらいにあげ、寄生虫を体内から離し、薬品を水中に投与します。薬品投与後は、しばらく様子を見て問題なさそうであれば元の水槽に戻すことができますよ。

水温が30℃くらいになるとオトシンクルスから離れ、水中での繁殖もしない状態になります。しかし、24℃以下になると繁殖がしやすくなるためあまり意味がありません。

 

そのほかに熱帯魚に多い病気

熱帯魚

エロモナス病って?症状は?

「人喰いバクテリア」としても有名なエロモナスですが、水槽内で繁殖し感染すると最悪、死に至る危険な病気です。初期症状は大変わかりにくく、呼吸が荒くなり、活動が低下します。 更に進行すると鱗が逆立ち、目で確認できるようになります。

発生の主な原因は、水換え不足による水質の悪化によるストレスなどです。

治療は初期段階で可能です。水換えをした上で薬浴と塩浴(0.3~0.5%程度の濃度)がおすすめです。定期的に水換えを行うことで、未然に防ぐことができますよ。

 

ネオン病って?症状は?

オトシンクルスやネオンテトラなどの筋肉が薄い小型魚に感染しやすい病気です。病原菌となるカラムナリス菌が、筋肉の中で繁殖します。発症すると体のツヤがなくなっていき、次第にやせ細っていきます。進行すると、ひれの一部から出血し・体の表面などが白くなっていきます。

ネオン病は非常に感染力が高く、感染を疑われた場合は他の魚を含め薬浴をしてあげます。水槽内の閉鎖環境では発生しにくいため、購入したばかりの魚から感染することが多いです。

 

オトシンクルスの治療に役立つグッズは?

水槽
  • 水槽
  • スポイト・ピンセット

感染している魚を隔離するために、飼育している水槽とは別の水槽を用意するのがおすすめです。主に治療は水換えと薬浴で行うことになります。薬浴は初期段階から実施して大丈夫です。あらかじめの準備がより早い解決につながりますよ。

水槽内に食べかすやゴミなどがあると、水カビやその他病原菌の発生を助長させてしまいます。ピンセットやスポイトで除去することができますよ。

主な薬品としては、「グリーンF」シリーズなどがおすすめです。白点病、尾ぐされ症状、水カビ病、外傷に対して使う薬です。

グリーンF

 

初期段階の処置が重要!

魚

 

熱帯魚の病気の治療はベテランの人でも難しいことがあります。

オトシンクルスに限った話ではないため、早期発見できるようにしておくといざという時に役立ちますよ。