熱帯魚の病気、原因は寄生虫やカビ?治療法や対策法は?

熱帯魚には、目に見てわかる病気から、発見しづらい病気などたくさんの病気が存在します。しっかりとした知識を持っていないと最悪の場合、熱帯魚が命を落とすこともあります。

この記事では、熱帯魚の病気や治療法、対策法についてまとめました。

 

熱帯魚の病気、原因は?

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熱帯魚の病気の原因のほとんどは水質の急変や悪化です。また、新しい魚を導入した際に細菌やウイルス、寄生虫などが入ってくることも原因の1つです。飼っている熱帯魚の元気がなくなって来た場合、水質の変化、魚の導入の問題がなかったかを確認してください。

 

熱帯魚の病気の症状・原因・治療法「細菌編」

松かさ病(エロモナス症)

松かさ病になると、体の表面が赤くなり出血が見られます。また、ウロコが逆立ち松ぼっくりのようになります。原因はエロモナス菌の大量発生です。エロモナスは、魚の体内にある常在菌です。通常、害はないですが、水質悪化により大量発生した場合は熱帯魚を病気にするのです。対処法はまず、水の交換を行って下さい。その後、水槽内に治療薬を添加する薬浴を行ってくださいね。

 

尾ぐされ病(カラムナリス病)

尾ぐされ病になると、尾びれが溶けていきます。また、症状がひれにも現れ、変色が見られることもあります。原因は、水質悪化によるカラムナリス菌の大量発生です。また、新たに魚を追加したとき保有菌として水槽に発生することがあります。対処方はこちらも、水の交換や薬浴です。また、水槽の水を濃度1%程の塩水とする治療法もあります。

 

熱帯魚の病気の症状・原因・治療法「寄生虫編」

白点病

白点病になると、体に白点が見られます。また、魚が痛みで水槽などに体を擦り付けます。ストレスや水質の変化よって弱った魚が寄生虫に寄生されることが原因です。対処方は、魚病薬の投与を4日おきに2週間程続けます。寄生虫が体内にいる場合、薬が効かないので全て体外に出るまで続ける必要があります。これが、2週間程続ける必要がある理由です。同時に、水温を30℃前後に保つことで寄生虫の繁殖を抑え、完治を早めることができますよ。

 

ウオジラミ症

ウオジラミ症になると、魚は水槽などに体を擦りつけます。また、体の表面に半透明の寄生虫が付着します。原因は、新しく導入した魚が寄生虫を持ち込むことです。対処法は、体の表見から取り除いてあげることです。目に見える寄生虫なのでピンセットなどで取り除いてあげてください。また、水を交換した後に水槽に寄生虫駆除薬の投与し薬浴させてください。カメレオン・シクリッドという魚が寄生虫を食べてくれるので混泳させるのも治療法の一つです。

 

イカリムシ症

魚に糸のような物がついて、出血や炎症を起こしていたらイカリムシ症です。原因はこちらも、新しく水槽にいれた魚が寄生虫を持ち込むことです。こちらも目に見える寄生虫なのでピンセットで取り除けます。水を交換した後に水槽に寄生虫駆除薬の投与することも忘れずに行ってください。

 

熱帯魚の病気の症状・原因・治療法「カビ編」

水カビ病

魚の体に綿の様な物がついていたら水カビ病です。水質の悪化などが原因し、傷口などから細菌に感染します。対処法は、薬を投与して薬浴させることです。体内の奥まで達していると治りが遅いので、定期的に薬を水槽に投与してくださいね。

 

熱帯魚の病気の対策法は?

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熱帯魚は色々な病気にかかりますが、水質をきれいに保つことにより、多くの病気は対策できます。水をこまめに取り替えて常に水質をきれいに保ち、魚にストレスを与えないようにしてあげてください。水槽の掃除も併せて心がけてくださいね。