キンカチョウの特徴は?手乗りや鳴き声は?販売価格、飼育のポイントは?

キンカチョウは、オスの頬が鮮やかな橙色をしている綺麗な小鳥です。鳥のペットといえばインコや文鳥が一般的ですが、キンカチョウも飼いやすい鳥です。

この記事ではキンカチョウの特徴や飼い方、飼育の際に役立つ手乗りや鳴き声、販売価格についてまとめました。

キンカチョウの特徴は?

キンカチョウの画像
キンカチョウはスズメの仲間で、オス、メスともに体長は10cm、体重12~15g程の小鳥です。平均寿命は5年程度といわれています。特徴はその見た目の華麗な美しさです。漢字では「錦花鳥」と書きます。

オスならば頬が橙色、胸部に縞模様があり、メスはオスの特徴が見られません。特徴がわかりやすいので簡単に見分けることができますね。

キンカチョウは手乗りになる?

キンカチョウ2
小鳥を手乗りにする場合ほぼすべての種にいえることですが、ヒナから飼育する必要があります。キンカチョウを手乗りにする場合でも、成鳥からの飼育では難しいのです。

手乗りに憧れて「ヒナから育てたい」と思われる方も注意が必要です。成鳥の飼育は比較的簡単でも、ヒナの飼育は温度管理や容態の観察を丁寧に行う必要があるため難易度が高いといえます。少なくとも、鳥の飼育経験が一度もない場合、ヒナから飼育するはオススメできません。

手乗りになるということは、親代わりになるという意味でもあります。毎日時間をかけて世話をする必要があるため、1人暮らしでは難しいかもしれません。

上手に育てれば手乗りになる可能性が高いのは確かです。手間をかけられるようであれば挑戦してみてくださいね。

キンカチョウの鳴き声は?

キンカチョウの画像
キンカチョウの鳴き声はユニークです。まるで猫のようにミャアミャアと鳴きます。「猫を飼うのと同じくらいの声を出す」と考えれば想像しやすいです。騒音というほどけたたましくないですが、よく鳴くことも確かなので「静かな鳥」ではありません。

キンカチョウを飼っている人は「可愛い鳴き声をする」ことを飼っている理由にあげる人もたくさんいます。興味があればまず、ペットショップなどで実際に鳴き声を聞いてみてくださいね。

キンカチョウの価格は?

キンカチョウの画像
キンカチョウの平均価格は1,000~3,000円程度で、小鳥の中でも安価です。価格差は主に柄によるものが多く、ポピュラーな「ノーマル」と呼ばれる柄が一番安いです。

キンカチョウはペットショップや鳥獣店で購入できます。鳥類は平成25年9月1日より対面販売が義務付けられています。通信販売での購入はできませんので注意してくださいね。

キンカチョウの飼育のポイントは?

キンカチョウの画像
キンカチョウは飼育難易度が低く、飼いやすい鳥です。注意点としては寒さには弱いため、特に秋口から真冬にかけては入念な気温管理をしてあげないといけません。

キンカチョウが快適に感じる気温は20~25度です。部屋中を暖房で常に暖めているというなら問題ありませんが、そうでもない限りはペット用のヒーターを用意して、寒くならないように温めてあげてくださいね。

キンカチョウは猫のように可愛らしく鳴く、美しい小鳥です。丁寧に時間をかけてヒナから育てれば手乗りになる可能性もあります。

若干臆病な気質があるので、手乗りになったとしても必要以上に触れるとストレスを与えてしまいます。長生きさせてあげるためにも、長時間触れ合うのは控えてあげてくださいね。

キンカチョウは多頭飼いできる?

キンカチョウの多頭飼いは基本的に問題ありません。ただ、相性が悪かったり縄張り意識が強かったりする場合、激しい喧嘩をする可能性があります。

多頭飼いを検討するのであれば、迎え入れる際にペアで過ごしていた個体もしくはケージを分けるのが無難です。

温度管理に注意!

キンカチョウは温かい地域に分布する鳥です。日本の冬の冷え込みや寒暖差は小さい体にはこたえます。

目安として20度以下には下げないよう、ペット用のヒーターを設置して温度管理をする必要があります。状況に応じてケージを覆うカバーやつぼ巣など保温を助けるアイテムを使うのもおすすめです。

日頃から健康状態をチェック!

キンカチョウをはじめとした小鳥がかかりやすい病気は、「そのう炎」「ウィルス性羽毛疾患」「メガバクテリア症」などが挙げられます。

どの病気も下痢や嘔吐、食欲不振など消化器系の症状があらわれます。キンカチョウの行動や食欲の変化などを見逃さないようにしましょう。