猫が帰ってこない!迷子の理由と探し方は?

完全室内飼いの猫であっても、ちょっとしたドアや窓の隙間から簡単に脱走してしまうものです。

今回は猫が迷子になる主な理由や上手に探す方法をまとめました。万が一猫が帰ってこない場合、参考にしてみてくださいね。

 

猫が帰ってこない理由は?

シャム猫4

猫はもともと狭い縄張りの中だけで暮らす生き物なので、特に室内飼いに馴れた猫であれば、たとえ外に出たとしても時間が経てばいつもの場所に戻りたいと思うものです。

長い時間外に出たまま戻ってこない場合、何らかの事情があって戻って来られなくなっている可能性が高いです。遠くに行きすぎて道に迷ってしまった、喧嘩や事故に巻き込まれてしまった、どこかで保護された、あるいは連れ去られたなどの理由が考えられます。

猫がいなくなったことに気付いたら早めに捜索を始ることが大切です。時間が経てば経つほど、更に遠くに行って戻ってこられなくなる可能性が高くなりますよ。

 

猫を探すのにおすすめの時間帯は?

猫 光

猫はもともと夜行性で、夕方から夜にかけての時間帯に最も活動的になるので、昼間はどこかでじっと眠っていることが多いです。

迷子の猫を探すなら夕方以降の人通りが少ない時間に出かけるのがベストです。あまり遅い時間になると完全に日が落ちてしまい、視界が悪くなるので注意が必要です。

 

迷子になった猫が居そうな場所は?

猫を探しに行くときには、容器に入れたキャットフード、猫を入れるキャリーバッグ、大きめのタオル、懐中電灯などがあると便利です。

車の下なども這いつくばって探すことになるので、汚れても構わない服装で出かけてください。特に室内飼いの猫であれば自宅の周囲で見つかる場合が多いですよ。

猫がいなくなったことに気付いたらまずは家の周りを一周し、どこかにうずくまっていないか探しましょう。駐車場、ゴミ捨て場、飲食店の裏などは猫を見かけやすい場所です。

 

猫を見つけて保護する際に注意すること

注意 attention

猫の姿が見えたとき、大声で読んだり駆け寄ったりしないでくださいね。猫は警戒心を抱き、より遠くに逃げてしまいます。

このような場合、しゃがんで身を低くし、小声で名前を呼んで猫の方から寄ってくるのを待つようにしてください。容器に入れたキャットフードを振ってシャカシャカと音を立てることも良い方法です。

猫が近寄ってきたら、驚かせないようにゆっくりと抱き上げ、必ずキャリーバッグに入れて連れて帰るようにします。飼い主に見つかって興奮状態の猫をそのまま抱きかかえて帰ると、再び脱走してしまう恐れがあるので注意が必要ですよ。

 

逃げた猫を保護した後に気を付けること

完全室内飼いの猫の場合、外に出たことで怪我や病気、寄生虫を持って帰ってくる可能性があります。

少しの間様子をみて、違和感があったら動物病院に連れていきましょう。

 

猫を探しても見つからない、帰ってこないときにできること

チェックする人
何度探しても見つからない場合は、公的機関への問い合わせを行うようにしてください。

近隣の保健所や動物愛護センター、動物病院、警察署や猫の保護団体などに似たような猫が保護されていないか確認します。電話でも問い合わせは可能ですが、直接出向くことで相手にも真剣さが伝わり、発見が早まる可能性がありますよ。

数日のうちに見つからないからといってずっと発見できないとは限りません。中にはポスターやインターネットの迷子情報などで根気よく捜索を続け、半年や一年後に見つかった例もあります。

何としてでも見つけ出すという強い気持ちを持って行動することが大切ですよ。

 

猫が帰ってこない場合でも準備しておきたいこと

各自治体の動物愛護センターや保健所には、毎日のように飼い主からの問い合わせ電話がかかってきます。

迷い猫探しの最も有力な手がかりとなるのは、首輪に付いた迷子札です。首輪がついていれば誰かに飼われている猫だということがすぐわかりますし、迷子札があれば発見者と連絡がつく可能性が高いです。

たとえ完全室内飼いの猫であっても、万が一に備えて、迷子札付きの首輪をつけるほうが良いかもしれませんね。