メダカの購入先は通販?ペットショップ?値段は?健康や病気のメダカの見分け方は?

メダカの飼育を始める前に知っておきたいのが、購入先や値段の相場ですね。あわせて健康な個体を見抜く知識も備えておくと安心ですよ。この記事では、メダカの購入に関する基礎知識をまとめてご紹介します。

 

メダカの購入先は通販?ペットショップ?

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メダカは熱帯魚専門店やペットショップ、専門の繁殖家などから購入できます。近隣に店舗がなくても、通販で買うことも可能です。通販の注意点は、自分で購入する個体を選べないことと、配送中にメダカが死んでしまうリスクがあることです。

多くの販売業者では、購入数よりも何匹か多めにメダカを送ることで長距離輸送のリスクを補っています。できれば自分でショップに足を運び、個体を選別して持ち帰るほうがオススメです。

 

メダカの価格、相場は?

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どんなペットも、繁殖するのが難しい品種ほど値段が高くなる傾向があります。メダカの価格も品種によって大きく異なります。

最もポピュラーな品種であるクロメダカの場合は、30円程度でオスとメスのペアを購入できます。また、1回の産卵でおよそ50以上の卵を産むM寸以上のクロメダカを40尾ほどまとめたセットは1,000円前後で購入可能です。高値で売られている繁殖困難なメダカで代表的なものは「超男前メダカ」と呼ばれる品種です。オスとメスのペアには10,000円以上の値段がつくことも珍しくありません。

ほとんどのメダカは10匹セットで600~700円程度、高価な品種でも5匹セットが2,000円程度で購入できるのが目安の値段です。

 

健康なメダカの見分け方は?

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健康なメダカを見分けるポイントは以下の3つです。泳いでいる姿を観察することで健康なメダカを選んでくださいね。

・体が丸々としているか
・活発に泳ぎまわっているか
・ヒレを広げているか

水槽に弱ったメダカや死んだメダカが入っている場合、水槽全体に病気が蔓延している可能性があります。元気な個体を見つけても、病気が広がっていそうな水槽からは購入を見送ってください。

 

病気のメダカの見分け方は?

メダカが発症しやすい代表的な病気についてまとめました。症状、原因、対処法についてもご紹介します。

 

尾ぐされ病

尾ぐされ病は尾ひれの末端部が壊死し、だんだんと短くなる病気です。メダカの泳ぎ方に違和感出るほど尾ひれが短くなると重症のサインです。症状が進行すると壊死が進み、死に至ります。カラムナス菌の感染が原因で発症します。水質悪化やストレスによる免疫力低下も引き金になるので注意してください。

水槽内で1匹でも尾ぐされ病の症状が確認できたら、水槽全体の水換えが必要です。放置していても自然治癒は見込めず、ほかのメダカにも感染するリスクがあるのです。

 

松かさ病

鱗が立ち上がり、松かさのように見える病気です。体そのものが大きくなるので見た目で区別できます。初期の病状ではからだの一部の鱗が浮き上がり、徐々に全体に広がります。末期になると完治は難しいです。主な原因はエロモナス菌の感染で、水質悪化やストレスによる免疫力低下がきっかけになるケースがあります。エロモナス菌の感染力はカラムナス菌ほど強くありませんが、発症したメダカはすぐに隔離してくださいね。

 

水カビ病

メダカの表面に水カビ菌が感染し、細胞を破壊する病気です。細菌は傷口を広げながら進行し、感染症を併発する可能性もあります。メダカの不良が原因なので、安定した水質の維持、25度前後の水温維持、メダカのストレス軽減に努めて下さい。感染が確認できた個体は、1%程度の食塩水で塩浴させたのち、回復するまで隔離して飼育します。

 

 

メダカは手頃な価格で購入できますし、健康な個体を見分け方も簡単です。購入を決める前にはメダカの飼育環境だけでなく、ショップ全体の環境をチェックし、管理が行き届いているかを確認するようにしてくださいね。飼育に慣れれば、高級な品種の飼育や繁殖に挑戦するのもオススメですよ。