犬とフリスビーやボール遊びがしたい!競技もある?しつけ方は?

犬は皆好奇心旺盛で、飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きです。散歩のとき公園でフリスビーやボール遊びをしてあげると特に喜んでくれますよ。「フリスビードッグ」とよばれ、公式な競技の1つにもなっていますよ。

この記事では犬とフリスビーやボール遊びをするときの遊び方や競技の内容、しつけ方についてまとめました。

犬のフリスビーやボールを使った遊び方は?

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代表的な遊び方

  • もってこい遊び
  • 追っかけっこ遊び
  • 宝探しゲーム

フリスビーやボールを使った遊び方は、次の3つが代表的です。

 

もってこい遊び

犬 フリスビー

フリスビーやボールを遠くに投げて、犬に取ってきてもらう遊び方です。最も一般的な遊び方ですね。

 

追いかけっこ遊び

犬 フリスビー

フリスビーやボールを遠くに投げたら、飼い主さんも一緒に走り出す遊び方です。どっちが先に取れるかを競うもので、犬は大興奮で競ってくれますよ。

 

宝探しゲーム

犬 ボール

室内で行うゲームです。フリスビーやボールを犬に見せてにおいをかがせ、座布団やソファの下に隠して犬に見つけさせます。最初は簡単なところからはじめて難易度をあげていくと楽しそうに必死になって探してくれます。

 

フリスビードッグとは?どんな競技?

犬フリスビー

フリスビードッグの競技

  • ディスタンス
  • フリーフライト

犬がフリスビーを使って競うドッグスポーツのことを「フリスビードッグ」といいます。1974年に、ドジャーズスタジアムでアメリカ大リーグの試合が行われた際、休憩時間に「アレックススタイン氏」とその愛犬が約8分間フリスビーを使ったパフォーマンスを行ったことが起源とされています。

競技には「ディスタンス」と「フリーフライト」の2種類が認められています。

 

ディスタンス

愛犬が制限時間内に何回、フリスビーをキャッチできるかを競います。投げた位置から遠くでキャッチするほど高得点になることから「ディスタンス(距離)」とよばれています。

他にも「キャッチのときの体勢」「ジャンプの有無」なども評価の対象となります。

 

フリーフライト

90秒間、愛犬とともにフリスビーを使って演技をする競技です。フリスビーは5枚まで使用可能で、美しいパフォーマンスであるほど高く評価されます。

「技の難易度」「身だしなみ・態度」「ジャンプの美しさ」なども審査基準です。

 

犬にフリスビーやボール遊びを覚えさせるしつけ方は?

犬 フリスビー

しつける手順

  • 生活の中にとりいれる
  • 実際に渡してみる
  • 「ゴー!」のかけ声を覚えさせる
  • 「ストップ!」のかけ声を覚えさせる

 

生活の中にとりいれる

愛犬にフリスビーやボールの遊び方をしつけるには、毎日の生活のなかにとりいれてあげることがおすすめです。はじめはにおいを嗅いだらほめてあげたり、おやつと一緒に出してあげたりしてみてください。フリスビーやボールをみて興奮した様子をみせてくれれば、「特別なものである」と認識してくれた証拠です。

 

実際に渡してみる

次にフリスビーやボールを愛犬に実際に渡してみます。口にくわえたら遊び感覚で軽く引っ張ってあげてください。

 

「ゴー!」のかけ声を覚えさせる

数回引っ張り合いを繰り返したら、「ゴー!」などのかけ声で飼い主さんが手を離し、くわえさせます。くわえ続けられたら、好きなおやつを与えてあげてください。

 

「ストップ!」のかけ声を覚えさせる

終えるときには「ストップ!」などのかけ声で口から離すように教えます。上手に離せたら、またご褒美のおやつをあげてください。

 

このステップで「噛む」「離す」のかけ声のパターンが覚えられたら実際に投げてみて、キャッチできたらオヤツを与えるようにすればしつけ完了です。スムーズにできたら、外に出かけてだんだんと遠くへ投げてみてくださいね。

 

遊び方をしつけるポイントは「喜んでいる姿をみせて、たくさんほめる」

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新聞をとってきてくれる賢い犬っていますよね。言われたものをきちんととってくる理由は、飼い主さんが喜び誉めてくれるからです。

大好きな飼い主さんが喜んでいる姿をみることや誉められることが、愛犬は何より嬉しいのです。フリスビーやボール遊びが上手にできない場合は「飼い主さんが喜んでいることが伝わっていない」「うまくできてもほめてあげていない」ことが原因かもしれません。

少し大げさに喜んで、たくさん誉めてあげることが大切です。愛犬もうれしくなりきっとうまく遊べるようになりますよ。

 

フリスビーやボール遊びはしつけにもつながる

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犬と一緒にフリスビーや遊ぶことは、基本的なしつけを覚えることにもつながります。「まて」や「ふせ」を遊びの中で覚えさせる飼い主さんも少なくありませんよ。

フリスビーやボールで遊ぶことは特に子犬期の犬が大好きですが、この時期はしつけを覚えるタイミングとしてもぴったりなのです。犬にとっては絶好の機会といえますよ。

愛犬と飼い主さんのスキンシップはお互いのストレス発散や信頼関係の構築にもなるので、元気がないときには積極的に遊んであげることもオススメですよ。

 

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子犬期だけでなく成犬以降も活用できる内容になっているので、検討してみてくださいね。

こいぬすてっぷについてはこちらの記事もご覧ください。