ミズコブラモドキの特徴や毒性、生息地は?飼育例はある?

ミズコブラモドキはウミヘビの仲間です。ペットにすることも可能ですが、飼育には色々と注意が必要ですよ。この記事ではミズコブラモドキの特徴や毒性、生息地や飼育例についてまとめました。

 

ミズコブラモドキの特徴は?

ミズコブラモドキ

特徴

  • 大きさ:2m
  • 体色:緑褐色に黒い斑紋

ミズコブラモドキの大きさは全長2mほどです。大きい個体は3mにもなり、がっしりとした体格をしています。威嚇の際はコブラのように首元を幅広くして、体をより大きく見せることもします。

体色は褐色がかったオリーブグリーンか茶褐色の地に黒いバンド状の斑紋が並びます。斑紋はしっぽに向かって暗くなるグラデーションがあります。生息地である熱帯雨林で姿を周りにカモフラージュできる色です。

腹面はオスが黄色くメスが茶色いという違いがあり、オスメスを見分ける目印になります。正面からみるとまるでとぼけたような可愛らしい顔ですが、目尻から伸びる黒いラインのせいか、横顔はキリッとした表情にみえます。

 

ミズコブラモドキの毒性は?

毒性

  • 弱い毒

ミズコブラモドキは毒蛇に分類されますが毒は比較的弱いです。一瞬咬まれた程度なら慌てる必要はありませんが、念のため患部を水で洗い流すことをおすすめします。

気分が悪くなったり悪寒がしたりと体調に違和感を覚えたら、病院で診てもらってくださいね。長く咬まれていると症状が出やすい傾向にありますので、咬まれそうになったらすぐに離れるように心がけて下さいね。

 

ミズコブラモドキの生息地は?

主な生息地

  • ブラジル南部
  • パラグアイ
  • アルゼンチン
  • 熱帯雨林

南米のスリナム、ブラジル南部、ボリビア東部、パラグアイ、アルゼンチン北部などに分布し、熱帯雨林などの水辺に生息していますよ。

 

ミズコブラモドキはペットとして飼育できる?


ミズコブラモドキは野生動物の輸出に厳しい南米の品種なので、流通量が少なく販売価格も高額になっているようです。国内では珍しいからこそ人気がある品種ともいえますね。

特別な飼育は必要なく、ナミヘビと同じ飼育方法で大丈夫ですよ。全体が収まる大き目の水容器やシェルターでの飼育をおすすめします。最低でもとぐろを巻いた3倍程度の大きさが必要です。高さは低くても問題ありませんが、フタは必ず設置してくださいね。

床にはウッドシェイブや新聞紙を敷いて、シートヒーターなどで保温してあげるといいですよ。

野生は両生類や小型脊椎動物を餌にしています。飼育下ではヘビの定番食である冷凍マウスを解凍して置き餌にするといいですよ。外来種ですから、逃がしてしまわないよう細心の注意が必要ですね。

 

臆病で繊細なヘビ!

ミズコブラモドキ

ミズコブラモドキは、攻撃性こそ低いですがとても臆病な性格です。コブラのような威嚇体制をとっていたら不安がっている証拠です。

ヘビに悪気はないので、そっとしておいてあげてくださいね。むやみに触ると咬まれる場合もあるので注意が必要してください。

ミズコブラモドキのような野生動物はできる限り自然に近い環境を演出してあげられると完璧です。飼育の際は、最期まで責任を持って大事に育ててあげてくださいね。