耳の飾り毛がとても優雅なパピヨン。マリーアントワネットに寵愛されていた犬種としても有名ですね。
この記事では、パピヨンの性格や特徴、子犬の迎え入れ費用や方法、しつけや寿命についてまとめました。
パピヨンの基本情報

歴史
パピヨンの起源は1500年頃で、祖先はスペイン原産のスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルと、北方のスピッツ系の犬種であると考えられています。
16世紀にはすでに、当時の肖像画にこの犬種が描かれており、当時からヨーロッパの貴族階級の貴婦人に人気があったことがわかりますね。
当時は「パピヨン」という名前ではなく、スカーレル・ドッグ、スカーレル・スパニエルなどと呼ばれていたそうですよ。
大きさや体重
男の子の大きさ | 体高:20~28cm 体重:3.6~4.5kg |
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女の子の大きさ | 体高:20~28cm 体重:3.2~4.1kg |
体が小さくて少しか弱そうに見えますが、丈夫でしっかりとした骨格を持っていますよ。
外見の特徴
蝶に似た耳の飾り毛が特徴的で、「胸」「足」「しっぽ」にも飾り毛があります。
基本色は「レッド(茶)&ホワイト」「ホワイト&ブラック」「トライカラー(白、茶、黒)」の3種類ですが、白地であれば認められるため、今後様々なカラーバリエーションが犬種スタンダードとして容認される可能性があります。
パピヨンの性格

パピヨンの性格は、「活発」「友好的」「聡明」などです。
陽気で人懐こいので、小さな子供のいる家庭でも良いパートナーになってくれますよ。
パピヨンのしつけについて

リーダーは飼い主であることを理解させ、時には毅然とした態度で接することが大切です。
頑固でプライドの高い一面もあるので、一度甘やかすとどんなに指示してもいうことを聞かない、わがままな犬になってしまう恐れがあるからです。
パピヨンの散歩について

1日2回、それぞれ30分程度を目安にするといいですよ。
体力も豊富で運動能力に優れる犬種なので、休日にドッグランに行ったりアジリティに挑戦したりするのもおすすめです。
パピヨンの食事について

食事量
ドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。
ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
おすすめドッグフード

パピヨンには、「モグワン」がおすすめです。
モグワンはチキン生肉とサーモンを中心とした「動物性タンパク質」が50%以上を占める高タンパクフードで、香料や着色料も不使用です。
一粒一粒に栄養素がギュッと詰まっているので、少しの量でも十分な栄養を摂取することができますよ。
パピヨンの生活環境について

パピヨンとの生活をより快適なものにするために、「ケージ」「トイレ用品」「食器類」「首輪やリード」「ケア用品」をまず揃えるようにします。
パピヨンのお手入れについて

お手入れ項目
- 被毛ケア
- シャンプー
- 歯磨き
- 爪切り
- 耳掃除
パピヨンとの生活をより良くするためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
被毛ケア
ブラッシングは、毎日、換毛期であれば1日2回を目安に行います。
スリッカーブラシで余計なアンダーコートを取り除いた後にコームで仕上げます。
シャンプー
1~2ヶ月に1回を目安に行います。
シャンプー前にブラッシングで余計な抜け毛を取り除いておくと、毛が絡みにくくなってシャンプーしやすくなりますよ。
シャンプーが終わった後は流し残しのないように、丁寧にすすぐことも忘れないでくださいね。
歯磨き
定期的な歯磨きは口腔疾患のケアに繋がります。
指に巻いたガーゼで歯の表面に付着した汚れをふき取るようにします。
爪切り
血管を傷つけないように、爪の先端から少しずつ切るようにします。万が一の時のために止血剤も用意しておくといいですよ。
耳掃除
耳掃除は、耳が汚れているタイミングで行います。
「耳垢が増えた」などいつもと違う様子であれば、病院で診察を受けるようにしてくださいね。
パピヨンのカットスタイルについて

パピヨンはその被毛の特徴を活かして、おしゃれを楽しめる犬種です。
おすすめのカットスタイルとして、パピヨンならではの定番とも言えるバタフライスタイル、ピンと立った耳を活かした丸耳スタイル、暑い夏を乗り切るサマーカットスタイル等があります。
パピヨンの寿命・病気について

パピヨンの寿命はおよそ14年ほどで、小型犬としては平均的です。
気をつけたい病気としては、「壊死性白質脳炎」「壊死性髄膜脳炎」「白内障」「膝蓋骨脱臼」などがあります。
パピヨンの迎え入れについて

迎え入れにかかる費用
パピヨンの迎え入れにかかる費用は、およそ10万円です。
ただ、ペットタイプかショータイプかによってや両親のコンテストでの成績によっては30万円を超える値がつくこともあります。
迎え入れ先
迎え入れる方法としては、「ペットショップ」「ブリーダー」「里親制度」の3つがあります。
それぞれにメリット・注意点があるので、自分に適した方法で迎え入れるようにしてくださいね。
選ぶポイント
子犬を選ぶときは、目が輝いている、鼻が適度に湿っている、骨格がしっかりしているなどのポイントをチェックしてくださいね。
まとめ

この記事では、パピヨンの飼い方について紹介しました。
すでに飼育している、これから飼育を考えている皆様のお役に立てる情報があれば幸いです。
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