太いしっぽと耳の後ろの赤い模様が特徴的なオブトアンテキヌスは、フクロネコ科に分類される有袋類です。
体長約10㎝・体重18~33g・しっぽの長さ約8cmほどなので、ハツカネズミと同じくらいですね。
この記事ではオブトアンテキヌスの生息地、会える場所や餌などについてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事でまとめたこと
オブトアンテキヌスはどこに住んでいる?分布は?

分布域 | オーストラリア大陸中央部 |
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オーストラリア大陸西部 | |
生息域 | 乾燥地帯の岩場 |
傾斜のある岩場 | |
草原 |
オブトアンテキヌスの分布域は、オーストラリア大陸の中央部と西部です。西オーストラリア州・ノーザンテリトリー・南オーストラリア州などですね。
主に植物がまばらに生えている「乾燥地帯の岩場」や「傾斜のある岩場」「草原」などに単独(繁殖期以外)で生息しています。オブトアンテキヌスが初めて発見されたのも、オーストラリア中央部の岩だらけの場所でしたよ。
オブトアンテキヌスは動物園で会える?

残念ながら、日本でオブトアンテキヌスに会える動物園はありません。
海外でオブトアンテキヌスを飼育している動物園の詳細は不明ですが、オーストラリアでは生息数の多い動物なのでオーストラリアの動物園であれば見れるかもしれません。
西オーストラリア州の「パース動物園」は、州都パースの中心部から数分の場所にあります。100年以上の歴史を持つ園は広くはないですが、オーストラリア固有の動植物を多く展示しているので見ごたえがありますよ。
ノーザンテリトリーの「テリトリー・ワイルドライフ・パーク」は、元からあった環境を利用して自然に近い動物の姿を展示しています。夜行性動物の展示もしているので、オブトアンテキヌスもいるかもしれませんよ。
南オーストラリア州の「アデレード動物園」は、オーストラリア国内外から珍しい動物を集めていますよ。
オブトアンテキヌスの餌は?何を食べる?

野生下での餌 | 昆虫 |
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飼育下での餌は不明ですが、動物食なので野性下では小型の「昆虫」を食べていますよ。カブトムシ・バッタ・シロアリ・クモ・コオロギ・ゴキブリ・カタツムリ・カブトガニなどですね。
夜行性なので、狩りは夜に行いますよ。
太さが変わるしっぽ
太いしっぽが特徴的なオブトアンテキヌスですが、しっぽの太さが変わることをご存知でしょうか。
オブトアンテキヌスはしっぽに脂肪を溜め込んでいるので、お腹いっぱい食べ物がある時はニンジンのように太くなり、食べ物が不足してくるとネズミのように細くなりますよ。