カオグロキノボリカンガルーは、樹上で生活するカンガルーの仲間です。
鼻を中心にマズルから目の後ろ辺りにかけてが黒くなっている顔と、体長よりも長いしっぽが特徴的ですよ。
この記事では、カオグロキノボリカンガルーの分布や生息域、飼育されている動物園、食べている餌などについてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
カオグロキノボリカンガルーはどこに住んでいる?分布は?

分布域 | オーストラリア北東部 |
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生息域 | アサートン高原の雨林 |
カオグロキノボリカンガルーは、オーストラリアの固有種です。
オーストラリア北東部に広がるアサートン高原の雨林にのみ生息し、おもに樹上で生活していますよ。
カオグロキノボリカンガルーは動物園で会える?
残念ながら、日本でカオグロキノボリカンガルーを飼育している動物園はありません。
ただ、セスジキノボリカンガルーであれば「よこはま動物園ズーラシア」で見ることが出来ますよ。
海外の動物園やその他カオグロキノボリカンガルーに会える場所
カオグロキノボリカンガルーに会える動物園は世界でも少ないですが、オーストラリアのワイルドライフハビタット・ポートダグラス(Wildlife Habitat Port Douglas)がおすすめですよ。
自然環境を再現した広い敷地内で飼育しているのはケアンズ周辺に生息している動物ばかりで、のんびり暮らしているカオグロキノボリカンガルーにも会うことが出来ます。また、保護や希少種の繁殖にも力を入れており、2015年9月にはカオグロキノボリカンガルーの赤ちゃんも誕生していますよ。
カオグロキノボリカンガルーの餌は?何を食べる?

飼育下での餌 | 木の葉 |
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果実 | |
野生下での餌 | 木の葉 |
果実 | |
花 |
自然に近い環境で飼育しているオーストラリアの動物園では、野生と同じように「木の葉」や「果実」などを与えています。
野生下での主食は約130種類にも及ぶ「木の葉」ですが、ブドウなどの「果実」や「花」も食べることがありますよ。
絶滅から守るためにも環境保護を!
生息範囲がとても狭いカオグロキノボリカンガルーは、低危険種(LC)としてレッドリストに載っています。
他の地域では見られないこうした希少種を守るためにも、周辺環境を保護していく取り組みについて考えていく必要がありますよ。