パイプフィッシュは基本的に海水環境で飼育する熱帯魚ですが、純淡水環境でも飼育できる種類もあります。
アフリカンパイプフィッシュやレッドラインパイプフィッシュなどがそのひとつですよ。
この記事ではパイプフィッシュについて混泳、餌や寿命、成長後の大きさ、水槽環境についてまとめました。
パイプフィッシュは混泳できる?
混泳にオススメの熱帯魚
- ネオンテトラ
- コリドラス
- オトシンクルス
パイプフィッシュは温厚な性格の熱帯魚なので、混泳をすることができますよ。ネオンテトラやコリドラス、オトシンクルスなど温和な熱帯魚との混泳がオススメです。
同じ種間での群泳にも向き、水槽内で仲良く遊んでいる様子を観察できますよ。
混泳の注意点
エビとの混泳に注意が必要です。
パイプフィッシュは稚エビやエビの卵が大好物なので、捕食してしまう可能性が高いです。エビの繁殖も楽しみたい飼い主さんはパイプフィッシュを混泳させるのは避けてくださいね。
パイプフィッシュよりも体の大きな熱帯魚との混泳にも注意してください。「パイプフィッシュの餌を食べてしまう」「パイプフィッシュが捕食されてしまう」ことが理由です。
パイプフィッシュの餌は?
餌
- ブラインシュリンプ
- 冷凍の赤虫
- 細かくした市販の餌
パイプフィッシュは口が小さいため、一般的に販売されている熱帯魚の餌は喉につまらせてしまう可能性があります。餌には「冷凍の赤虫」や沸かしたブラインシュリンプがオススメですよ。
毎日ブラインシュリンプを沸かしてあげるのは大変なので、市販の餌を細かくして与える方法もありますよ。
パイプフィッシュの寿命や大きさは?
大きさ
- 20~25cm
パイプフィッシュの寿命は飼育の仕方によって個体差があります。以下の項で紹介している水槽環境を守ることが、長生きにつながりますよ。大きさは最大で20~25cmになります。
パイプフィッシュの飼育、水槽は?
水槽環境
- 水槽:60cm以上
- 水質:pH6.8~7.8
- 水温:22~26℃
水槽は60cm以上のものが適しています。パイプフィッシュの体は細長くて硬いので、狭い水槽だと泳ぎにくくストレスになります。寿命が縮んでしまう原因にもなりかねません。
水質は一般的な熱帯魚よりもアルカリ性より(pH6.8~7.8)の水質を好みます。酸性の水質は肌荒れを起こす原因にもなるので避けてくださいね。サンゴ砂は水質をアルカリ性にする性質があるため、砂床におすすめですよ。
水温は22~26℃が適温で、夏場は「冷却ファン」冬場は「ヒーター」で水温調節をしてあげるといいですね。
温和な性格!パイプフィッシュ
パイプフィッシュはブラインシュリンプを沸かすのが少し手間ですが、温和な性格で飼育しやすい熱帯魚です。酸性の環境では生息できないので、水質の調整には気を使ってあげてくださいね。
水槽内で仲良く遊びまわるパイプフィッシュは見ていて楽しいですし、水槽にも映えますよ。