リーフフィッシュの混泳や餌、寿命、大きさ、水槽は?

リーフフィッシュはアマゾン川産まれの熱帯魚で、水草や枯れ葉が多い水域で身を隠しながら生活しています。

そのため外敵から身を守るために枯れ葉そっくりに進化した変わった外見をしています。

水族館にもいる魚ですし、一般的な熱帯魚ショップにも販売されているので簡単に手に入ります。

今回はリーフフィッシュの混泳や餌、寿命、成長後の大きさや水槽環境についてまとめました。

 

リーフフィッシュは混泳できる?

リーフフィッシュ

混泳のポイント

  • 向かない

リーフフィッシュは混泳に向かない熱帯魚です。小さな熱帯魚やエビは特に向かず、餌だと勘違いして捕食してしまいますよ。ネオンテトラやグッピーなど代表的な熱帯魚や、ヤマトヌマエビなどのエビ類との混泳は避けてくださいね。

普段は枯れ葉に似た外見を活かし、川に沈んだ枯れ葉に隠れながら口を大きく開いて餌を捕食します。自分の大きさの半分程度の熱帯魚はリーフフィッシュに捕食されてしまいます。

 

混泳の注意点

リーフフィッシュよりも体の大きな熱帯魚も混泳には注意が必要です。捕食の対象とはなりませんが、餌を奪ってしまうことが良くあるからです。

リーフフィッシュは餌となる熱帯魚が近づくまでじっと待ち構える捕食方法をとるので、混泳した大型の熱帯魚に餌を全て食べられてしまうのです。リーフフィッシュに餌が回ってこず、餓死してしまうケースも報告されていますよ。

またリーフフィッシュは性格がおとなしめなので、水槽内を素早く泳ぎ回るピラニアやアカヒレなどの熱帯魚との混泳だとストレスも溜まってしまいますよ。

 

リーフフィッシュの餌は?

  • メダカ
  • エビ
  • アカヒレ

リーフフィッシュは肉食性の熱帯魚なので、メダカやエビ、アカヒレなど小魚を餌とします。安く売られているのでそろえてあげてくださいね。他の熱帯魚であれば人口飼料で代用できることもありますが、リーフフィッシュはなかなか餌付けは難しいです。

 

リーフフィッシュの寿命や大きさは?

大きさ

  • 10cm

リーフフィッシュの大きさは成魚で10cm程度です。

寿命は個体差が大きく、飼育環境にも左右されますので一概にはいえません。下記の項で説明している飼育環境を守って、長生きさせてあげてくださいね。

 

リーフフィッシュの飼育、水槽は?

水槽環境

  • 水質:pH6.0~6.8
  • 水温:22~28℃
  • 水槽:60cm以上

リーフフィッシュは弱酸性から中性程度(pH6.0~6.8)の水質を好みます。水温は一般的な熱帯魚と同じで22~28℃です。夏場の高水温や冬場の低水温には「冷却ファン」や「ヒーター」で対策してくださいね。

水槽は60cmのもので十分です。成長しても10cm程度なので広々と泳いでくれますよ。自然下ではほとんど流れがない水域でじっとしているので、強い水流は苦手です。水草はたくさん植えて隠れ家を作ってあげてください。

生餌を食べる熱帯魚なので食べカスで水が汚れやすくなります。リーフフィッシュは水質悪化に弱いので、性能の高いろ過フィルターを用意したりこまめに掃除したりして水質を弱酸性に保ってあげてください。

 

肉食性の大食い!リーフフィッシュ

リーフフィッシュは肉食性を持つことから小型の熱帯魚との混泳には向いていません。大食いでかつ生餌が必要になるため餌代はそれなりにかかりますよ。

購入の前に飼育費用の面もしっかりと考えておくことをおすすめします。水質の悪化にも敏感なことから飼育には比較的手間のかかる熱帯魚かもしれませんね。