ダトニオの混泳や餌、寿命、大きさ、水槽は?

ダトニオは黄色の体に黒いバンドが入っている姿から「タイガーフィッシュ」という別名も持っています。

黒いバンドの入り方の違いで価格的なグレードも分けられ、奥の深い熱帯魚です。体の黒い6本の「バンド」が特徴的ですが、バンドが7本の個体は「ダトニオ・プラスワン」とよばれていますよ。

飼育方法は「ダトニオ」も「ダトニオ・プラスワン」も変わらないので、この記事では2種類をまとめて「ダトニオ」と定義しています。混泳や餌、成長後のサイズや水槽の環境についてまとめました。

 

ダトニオは混泳できる?

ダトニオ タイガーフィッシュ

ダトニオは「アロワナ」や「ポリプテルス」など、自分と異なった体型の熱帯魚には関心を示さないので混泳できます。

喧嘩をほとんどしないため、アロワナの混泳パートナーとして選ばれることはよくあることです。

 

混泳の注意点

ダトニオ同士の群泳や「オスカー」などダトニオと似たような体型をしている熱帯魚とは、喧嘩をすることが多く混泳はおすすめできません。

ダトニオの口に入る大きさの熱帯魚は捕食対象になってしまいますし、攻撃をしてくる性格の荒い熱帯魚との混泳も避けるようにしてください。

幼魚の頃に混泳がうまくいっていた熱帯魚でも、成長していつの間にか捕食関係になってしまうこともあります。混泳相手の成長後の大きさにも気を付けてあげてくださいね。

 

ダトニオの餌は?

ダトニオ タイガーフィッシュ

  • 生餌
  • 人工飼料

ダトニオは肉食魚であるため「小赤」「メダカ」「ドジョウ」などの生餌を与えてあげてください。生餌は栄養満点なため、ダトニオの成長のスピードが早くなり、大きく健康体に育つ傾向があります。

特に「小赤」は容易に手にはいり丈夫でストックしやすいので、多くの飼い主さんに好まれていますよ。

「人工飼料」を与えて飼育している飼い主さんもいます。ただダトニオは人工飼料への食いつきが悪く食べてくれるまで、かなり時間がかかることもあります。

人工飼料は生餌と比べて、水を汚しにくく安価で栄養バランスも取れているのでおすすめではありますが、食いつきが良くなるまでが大変なのです。

 

ダトニオの寿命や大きさは?

ダトニオ タイガーフィッシュ

寿命

  • 10年以上

大きさ

  • 50cm

ダトニオの寿命は長く、一般的な飼育でも10年を超えることは珍しくありません。中には20年以上飼育された飼い主さんもいますよ。

1匹の熱帯魚に対して、じっくりと愛着をもって飼育することが長生きさせるコツです。成魚は大きさ50cm、高さ30cm近くにまで成長する立派な大型魚です。

 

ダトニオの飼育、水槽は?

ダトニオ タイガーフィッシュ

水槽環境

  • 水質:pH6.5~7.5
  • 水温:22~28℃

水槽の大きさは90cm以上のものを用意してあげてください。幼魚の頃は60cmの水槽で飼育できますが、成長していくにつれて狭い水槽だとストレスを感じてしまうため注意が必要です。

成長に従って大きな水槽に移す手もありますが手間がかかる作業なので、はじめから大きめな水槽で飼育することがおすすめですよ。

水質はpH6.5~7.5、水温は22~28℃で飼育することが望ましいです。酸素不足や水質の悪化に敏感で、生餌を与えている場合には特に水が汚れやすいです。強力な「濾過フィルター」を水槽内に用意しておくと良いですよ。

また水替えもこまめにしてあげてください。水質が悪化すると、目がくすんだり体色があせてきたりしてしまうので、そのような様子が見られたら水替えのサインです。酸素不足にならないようにエアレーションを強めのものにしておくと良いですね。

水替えをしても体調が悪いようでしたら、混泳魚の影響によるストレスなどが原因と考えられます。その場合は、混泳をやめてのびのびと泳がせてあげてくださいね。

 

ずっと付き合えるパートナー「ダトニオ」

ダトニオ タイガーフィッシュ

ダトニオは異なった体型の熱帯魚との混泳は上手くいくことが多いですよ。

また餌は「生餌」「人工飼料」どちらも良い点があるため自分の飼育スタイルにあったものを選ぶことができます。とても大きく成長し、寿命も長いことからずっと付き合っていくことができる熱帯魚です。