ピラニアは南米に生息している肉食魚で、アマゾン川を渡る動物を捕食するシーンなどをテレビで見たことのある人も多いのではないでしょうか?日本人にはあまり馴染みのない獰猛なイメージのあるピラニアですが、熱帯魚として飼育する方もいます。
この記事ではピラニアの混泳や餌、寿命、大きさ、水槽環境についてまとめています。
ピラニアは混泳できる?
ピラニアは熱帯魚の飼育をしたことのない人でも知っているほど獰猛な肉食魚です。混泳にはまず向かない熱帯魚ですが、ピラニアの中でも{ピラニアナッテリー」という種は臆病な性格をしており、唯一混泳ができる熱帯魚です。
臆病すぎることから単独で飼育していても流木の隙間からずっと出て来てくれないこともあるので、ピラニアナッテリーだけは単独飼育ではなく複数で群泳飼育してあげることがオススメです。
ただ、ピラニアであることは変わりないので、他の熱帯魚と比べるとピラニアナッテリーも混泳しにくい熱帯魚に分類されますよ。
混泳の注意点
イエローピラニアやブラックピラニアは非常に獰猛なのでどんな熱帯魚とも一切混泳をすることはできません。
ピラニアの餌は?
餌
- 人工飼料
- 冷凍赤虫
- 生餌
ピラニアは基本的にはなんでも食べる雑食性の熱帯魚ですが、人工飼料では少し食いつきが悪く「冷凍赤虫」などと混ぜて与えることがオススメです。メダカなどの生餌を与えるのもよいのですがばらばらにして食べてしまい水を大変汚してしまいますよ。
人工飼料に慣れさせてしまえば手間もかからず水も汚しにくいのでオススメですが、肉食魚なので本能的に赤虫や生餌のほうが食いつきはいいですよ。
空腹になると他の熱帯魚の捕食をはじめてしまうため、常に満腹に近くなるように配分して餌は与えてくださいね。
ピラニアの寿命や大きさは?
寿命
- 15年
大きさ
- 20~50cm
ピラニアの寿命はどの種類も長く、適切な環境で飼育すれば15年ほどは生きてくれます。飼育する際には長期にわたって飼育を続けることができるかを考慮する必要があります。飼えなくなったからといって日本の川に放してしまうと生態系を狂わせてしまう大きな原因となってしまいますよ。
多くのピラニアは20~30cmほどで成長は止まりますがイエローピラニアやブラックピラニアは50cmほどまで成長する大型魚です。そのため群泳にせよ単独飼育にせよ60~90cmの大きめの水槽を用意してください。
ピラニアの飼育、水槽は?
水槽環境
- 水質:pH6.0~7.5
- 水温:23~28℃
ピラニアは水質への順応が高い熱帯魚なので、pH6.0~7.5くらいの常識的な水質の範囲であればあまり気にかける必要がありません。あまりに酸性やアルカリ性に偏りすぎた水で飼育するのは良くはないので注意してくださいね。
週に一度ほどの水替えをしてあげれば十分に飼育できますよ。しかし水を汚しやすい熱帯魚なので水が汚い場合には水替えの頻度は多くしてあげてくださいね。
定期的な水換えが必要なピラニア
超獰猛なイメージのあることから飼育されることはあまり多くないピラニアですが、実は臆病な種類もいます。どの種類のピラニアにもいえることは「水を大変汚しやすい」「混泳がしにくい」という2点です。
定期的な水替えや強力なろ過装置の準備はしっかりしてあげてくださいね。