グレートジャパニーズドッグは、占領軍のアメリカ兵が終戦後にアメリカへ持ち帰った秋田犬を基に、日本の秋田犬とは別の血統を歩み独立した犬種のことです。
非常に温厚で飼い主に従順ですが、縄張り意識と知らない人に対する警戒心が強いので番犬としても最適ですよ。
この記事ではグレートジャパニーズドッグの販売価格や餌代など生涯でかかるお金をまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
グレートジャパニーズドッグの販売価格と年間かかる餌代は？
子犬の価格
- 50万円前後
年間の餌代
- 約24万円
グレートジャパニーズドッグの子犬の販売価格は50万円前後です。
JKCにも登録されておらず、国内にブリーダーさんはいないようなので購入を考えているのであれば海外から輸入する必要があります。国外では1500ドル前後で取引されていますが、輸入にかかる手数料などを含めると50万円程度を見積もっておいてください。
また、ごくまれに里親の募集がされていることもありますよ。年齢などにこだわりが無い方はぜひ探してみてくださいね。
年間の餌代
グレートジャパニーズドッグには、「アーテミス フレッシュミックス」がおすすめです。
「アーテミス」(13.6kg 12650円)で計算すると、月に16000円ほどかかります。
グレートジャパニーズドッグ、飼育環境を整えるのにかかる費用は？
準備しておくもの
- ケージ
- 床材
- 食器類
- 首輪、リード
- トイレ用品
- ケア用品
揃えておくと便利なもの
- 食器台
グレートジャパニーズドッグを飼育するために必要なものは「ケージ」「床材」「食器類」「首輪、リード」「トイレ用品」「ケア用品」などです。総額で10万円ほどかかりますが必要なものなので揃えてあげてくださいね。
ケージ
成犬時の大きさが50kg程度になるグレートジャパニーズドッグには超大型犬用のステンレスタイプがおすすめです。3万円ほどで購入できますよ。
床材
股関節形成不全や膝蓋骨脱臼などの関節疾患にも注意が必要です。
フローリングの床で滑ったりしないようにコルクマットや1万円程度で販売されている滑り止めのワックスを床に塗ってあげることで関節疾患のリスクを下げることができますよ。
食器類
食器類は耐久性のあるステンレス製のボウルがおすすめです。お皿は直径20cmほどの大きめのものを選んであげるとドカ食いを防げるので胃捻転の防止にもなりますよ。
水飲みは衛生面やドカ飲みを考慮して給水ボトルタイプがおすすめです。それぞれ2000円ほどで販売されています。
首輪、リード
グレートジャパニーズドッグは大型犬で力が強いので、しっかりとした素材の首輪かチェーンカラーおすすめです。
チェーンカラーは成長に合わせて買い替える必要はありますが、首の急所にはめれば大型犬が暴れても動けないようにできるので散歩の時に便利ですよ。4000円ほどで購入できます。
ケア用品
ケア用品として「ブラッシング用のブラシ」も揃えるようにしてください。
1週間に1回程度のブラッシングで大丈夫ですが、しっかりと丁寧に行わないと皮膚病の原因にもなります。コームやスリッカーブラシなどは合わせて5000円程度で購入できますよ。
トイレ用品
トイレはXLサイズのトイレトレーがおすすめで9000円前後、スーパーワイドサイズのトイレシートは18枚入りが1250円程で売られていますよ。
そのほか揃えておくと便利なもの
上記以外に揃えておくと便利なものが「食器台」です。
他の大型犬と同じように胃捻転に注意が必要です。食器台を設置して食器の高さを首の高さにしてあげるだけでも発症のリスクを下げられますよ。
グレートジャパニーズドッグの飼育はどのくらいお金がかかる？
飼育にかかる合計費用
- 約480万円
犬の飼育にかかる生涯費用は「初期費用」＋「年間費用」✕「寿命」で計算することができます。
グレートジャパニーズドッグの飼育にかかる初期費用は「子犬価格」「飼育環境」を合わせた約40万円です。年間費用には「餌代」「ケア用品」「トイレ用品」「医療費(ワクチン代)」が含まれます。大型犬の医療費は年間4万円ほどなので、年間費用は43万円になります。
グレートジャパニーズドッグの平均寿命は13年ほどなので、生涯費用は60万＋32万×13年＝476万円ほどになる計算ですよ。
「股関節形成不全」「皮膚疾患」「胃捻転」などを患いやすいので、医療費を抑えるためにもペット保険へ加入を考えてあげてくださいね。
本当に責任を持って飼育できるのかをしっかり考えよう！
グレートジャパニーズドッグは大型犬ということもあり、しっかりとした飼育環境と飼育費用を用意できなければ飼うことは出来ません。
軽い気持ちで飼育をして飼育放棄などと言う事が無いように、しっかりと見積もりをしてから飼育するようにしてくださいね。
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