グッピーとの混泳が向かない熱帯魚まとめ。理由は?

初心者からブリーダーの方まで、一度は飼育するといっても過言ではないグッピー。現在ではさまざまな改良がされ、美しい個体が数多く生まれています。

温厚な習性で混泳にも向くグッピーですが、混泳が困難な熱帯魚も中にはいます。この記事ではグッピーとの混泳に向かない熱帯魚について、理由とともにまとめています。

 

グッピーは混泳できる?

グッピー

温厚な習性のグッピーは、他の熱帯魚に攻撃を仕掛けることはめったにない混泳に向く熱帯魚といえます。極端な酸性やアルカリ性でなければ、幅広い水質にも対応することができますよ。

グッピー同士の混泳はとくに相性がよくオススメです。オスメスペアで混泳させれば自然に繁殖させることも可能です。

飼育しきれないほど繁殖してしまうこともあるので気をつけてくださいね。

 

グッピーとの混泳が向かない熱帯魚はいる?

グッピー

グッピーとの混泳が向かない熱帯魚

  • 1. 気性が荒い
  • 2. 魚食性をもつ
  • 3. 極端に小さい
  • 4. 特殊な習性をもつ

温厚な習性のグッピーですが、中には混泳が望ましくない熱帯魚がいます。

 

1. 気性の荒い熱帯魚

気性の荒い熱帯魚との混泳ではグッピーが追いかけまわされ、ヒレをかじられたりしまうことがあります。美しいヒレが特徴的であるグッピーとの混泳は向きませんね。

かじられた傷口から感染症にかかるケースも少なくありません。気性の荒い熱帯魚としては「エンゼルフィッシュ」や「ベタ」「グラミー」「シクリッド」などが挙げられます。

 

2. 魚食性のある熱帯魚

気性の荒い熱帯魚と同じように、魚を主食とする「魚食性」をもつ熱帯魚との混泳も避けたほうが良いです。

実は大きくて長いヒレを持つグッピーは、泳ぐことはあまり上手ではありません。魚食性のある熱帯魚と混泳させてしまうと逃げ切ることができずに食べられてしまう可能性が高いのです。

魚食性のある熱帯魚としては「アロワナ」や「ダトニオ」「スポッテッドガー」などが挙げられます。

 

3. 極端に小さい熱帯魚

極端に小さい熱帯魚は、逆にグッピーが餌だと勘違いして食べてしまいます。グッピーをはじめほとんどの熱帯魚は、自分の産んだ稚魚でも食べてしまう習性があるので注意が必要ですね。

「熱帯魚の稚魚」や「レッドビーシュリンプ」などの小エビ類が当てはまります。

 

4. 特殊な習性をもつ熱帯魚

夜行性の「アミメナマズ」や電磁波を発する「ブラックゴースト」、素早く泳ぎまわる「スマトラ」など、グッピーにはない特殊な習性を持つ熱帯魚も、混泳には向きません。

特殊な習性は混泳している他の熱帯魚にとってはストレスになります。グッピーも安心して生活できないので、寿命よりも早く死んでしまったという報告もあります。

 

習性とサイズに気をつけて混泳する熱帯魚を判断!

グッピー

グッピー自体は水質や水温にもうるさくない丈夫な熱帯魚ですが、この記事で紹介した4つの特徴いずれかに当てはまる熱帯魚との混泳は向きません。

グッピーとの混泳を考える際には。熱帯魚の習性や大きさに気をつけてみてくださいね。よくわからない場合には熱帯魚ショップの店員さんに相談してみるのも手ですよ。