アフリカンランプアイの飼い方、寿命や水温、餌、病気は?

キレイな体色をしたアフリカンランプアイは暗闇で光を受けると、まさに「ランプ」のようにキラキラと目が輝きます。西アフリカ地方原産の熱帯魚ですよ。

この記事ではアフリカンランプアイの飼い方について、寿命や水温、餌、病気、値段をまとめました。

 

アフリカンランプアイの寿命は?

素材 疑問

アフリカンランプアイの寿命はおよそ2~3年です。個体差があり、飼育している水槽の状況に寿命は大きく左右されますよ。

 

アフリカンランプアイの飼い方、適切な水温は?

水槽

水温

  • 22~26℃

アフリカンランプアイは熱帯性の海洋生物ですので、22~26℃の温かい水温を維持する必要があります。日本国内での飼育する場合は冬の寒さに耐えることができないため、ほとんどの地方で「ヒーター」の設置が必須ですよ。

水質は若干「軟水」を好む傾向にあります。水草などに隠れる習性もあるので、できれば隠れ家になりうる海中植物を用意したほうが良いですね。

 

アフリカンランプアイにオススメの餌は?

素材 疑問

  • 人工飼料
  • 冷凍赤虫
  • ブラインシュリンプ

アフリカンランプアイは「人工飼料」や「冷凍赤虫」などあらゆるタイプの餌を食べます。「ブラインシュリンプ」も小さくて食べやすいためおすすめですよ。

どこでも購入できて長期保存が可能な餌が最適ですよね。

 

アフリカンランプアイの飼育で気をつけたい病気は?

病気

 

病気

  • 1. 口ぐされ病
  • 2. 尾ぐされ病

 

病気1. 「口ぐされ病」

カラムナリス菌が原因とされている感染症で、口周りに発症します。傷を負って細菌が直接体内に侵入したり水質悪化が原因で免疫力が低下したりすると感染しやすいとされています。

 

症状

口に細菌が感染するため餌を食べにくくなったり、呼吸障害で生命維持が困難になったりと重篤な症状がみられます。

呼吸に障害が出ているかどうかは飼い主の目から判断しにくいですが、酸素量を確保するためにエアレーション付近からじっと離れないように泳ぐことが多いので、注意して観察してみてくださいね。

 

治療法

即効性のある治療法は発見されていません。重症な場合は隔離飼育の必要がありますよ。延命が絶対に必要かどうかは飼い主さんの判断に委ねられます。

 

病気2. 「尾ぐされ病」

尾ぐされ病は口ぐされ病同様「カラムナリス菌」が原因とされている感染症で、尾びれに発症します。アフリカンランプアイの場合、口ぐされ病よりも発症頻度の高い病気です。

 

症状

尾びれがカビのように白く濁り、最悪溶けて無くなってしまいます。アフリカンランプアイは体が小さいため、発症初期から致命傷になりうるのです。

 

治療法

明確な治療法はまだ確立していません。原因であるカラムナリス菌が「硬水」を好むことから、水質を軟水によせる液剤を使用することで対策や再発防止に役立ちますよ。

菌を消滅する成分が含まれた薬浴剤も販売されてはいますが、感染していない他の個体に悪影響がでる可能性も否定できませんよね。

1匹でも感染しているアフリカンランプアイを確認したら、別水槽に移して隔離飼育をすることが大切ですよ。

 

アフリカンランプアイの値段は?

素材 

値段

  • 1匹60~100円

比較的小型の品種なので10匹や20匹単位で取引されるケースが多く、1匹60~100円程度が相場です。10匹で1000円、20匹で2000円ほどで購入するのが一般的ですよ。

 

 

繁殖は簡単!

素材

性質的におとなしく小型で混泳にも向く飼いやすい熱帯魚アフリカンランプアイ。水質や温度の変化には敏感で治療法が確立していない病気にかかりやすいので、飼育環境には最新の注意が必要です。

繁殖はたやすく、水草を大量に設置しておけば「隠れ家」兼「繁殖場所」になりどんどん繁殖してくれますよ。繁殖を楽しみたい初心者の方におすすめの品種です。