アカヒレの繁殖方法は?産卵時期の行動、稚魚の育て方は?

アカヒレは簡単に繁殖できる卵生魚の熱帯魚で、初心者の方にも飼育がオススメです。

自然繁殖をする魚であるので、繁殖の難易度は高くないのも魅力のひとつ。

この記事ではアカヒレの繁殖方法について産卵時期の行動や稚魚の育て方をまとめました。

アカヒレの繁殖方法は?

アカヒレの画像
アカヒレの繁殖は簡単です。

特に水槽の環境を整えなくとも自然繁殖してくれますので、人工繁殖を行っている飼い主さんは少ないですね。大量の水草がある環境では自然繁殖が行われやすいです。

アカヒレのメスは卵を適当にばらまきオスは見境なく捕食してしまうので産卵用のケージは必要です。

産卵用ケージがないと卵が捕食されて全滅してしまう可能性があります。

オスとメスの見分け方

アカヒレは成長してくるとオスとメスの見分けがつくようになります。

オスはメスと比較すると体色が鮮やかになり、メスはオスよりも体高がありふっくらとした体形になるので注意して観察してみてください。

自然繁殖させるコツは?

自然繁殖を成功させるためには、繁殖用の水槽になるべく多くのウィローモスを敷きましょう。また、砂利を敷いて産み落とされた卵が隠れるようにするのがおすすめです。

水草のウィローモスは稚魚のエサになるだけではなく避難できる場所になるので、たっぷり入れてあげましょう。

アカヒレの産卵、時期や見られる行動は?

アカヒレの画像

アカヒレは春になって水温が上がってくる頃に繁殖しやすいとされますが、保温器具を使用して水温を20~25℃くらいの水温を維持すれば、季節に関係なく繁殖することが可能です。

産卵促進のために水温を調節する必要はなく、健康なオスとメスを水槽の中に一緒に入れておけば勝手に繁殖を行ってくれます。

産卵時期のアカヒレのメスは腹部が膨らんできます。この状態になったら産卵期なので、成熟したオスと一緒の水槽に入れてください。

産卵期特有の行動

産卵期のアカヒレはオスとメスで体をぶつけ合うような仕草、またはオスがメスを追いかけるといった行動を頻繁に行います。

これらの行動をするようになったら、アカヒレが産卵期に入ったことを示しています。

アカヒレの稚魚、育て方は?飼育のコツ

アカヒレ

稚魚の育て方

  • 水槽:毎日掃除
  • 水温:18℃以上

アカヒレの稚魚は泳ぐ力が弱く口も小さいので、餌を与える時には食べやすいように小さくしてあげる必要があります。その分水槽は汚れやすくなるので、毎日掃除をして水を交換することが大切です。

水温が15℃を下回ると徐々に餌を食べなくなるので注意が必要です。理想的な水温は「18℃以上」ですので、冬場にはヒーターによる加温がおすすめです。

アカヒレの稚魚は混泳している魚や成魚のアカヒレ、ミナミヌマエビなどの捕食対象になってしまうので、成魚に成長するまで混泳は控えてくださいね。

繁殖は簡単だが、稚魚の育て方には注意!

アカヒレ

アカヒレは繁殖がしやすいので卵生魚の中でも飼育がしやすい熱帯魚といえますが、卵を産んだ後はアカヒレがその卵を食べないように工夫する必要があります。

水温を一定にしてあげることも大切です。