ワイルドな猫として有名なサバンナキャットは、飼育許可が必要な野性味の残ったサーバルキャットとイエネコの交配種です。日本では珍しい猫種のため、飼いたいと思ってもなかなか購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
この記事ではサバンナキャットの性格、体重や被毛の特徴、寿命、病気、歴史についてまとめました。
この記事でまとめたこと
サバンナキャットの性格は?

性格
- 人懐っこい
- 賢い
- 社交的
- 運動・水遊び好き
猛獣の血を引くサバンナキャットですが、実はかなり人懐っこい性格で賢いです。社交的でこどもとも問題なく触れあってくれるので、ペット向きの猫種といえますね。
個体差はありますがドアを開けたり、蛇口をひねって水を出したりといった高度ないたずらも覚えてしまうようです。「寂しさ」や「嫉妬」から繋がる行動だとされているので、しっかり愛情を注ぎながら生活してあげてくださいね。
運動が大好きで、犬のようにハーネスやリードをつけて外に出かけることもできますよ。水遊びも大好きで、飼い主と一緒にシャワーを浴びるサバンナキャットもいるそうです。
サバンナキャットの体重や被毛の特徴は?

体重
- オス 7~13kg
- メス 6~10kg
特徴
- 体長 50~80㎝
- 垂直跳び 2.5m
- 価格相場 100万円以上
サバンナキャットは体長が50~80㎝で体重はオスが7~13kg、メスが6~10kgです。イエネコよりも一回り大きな体型をしています。
とても高いジャンプ力が特徴的で、垂直跳びで約2.5mほどジャンプできますよ。
被毛カラーは「ブラウンスポテッドタビー」や「シルバースポテッドタビー」「ブラックスモーク」「ブラック」などが公認されています。
希少種なので日本国内での繁殖はほとんどゼロで、海外から100~200万円で輸入が可能です。血統や血の濃さにもよってはさらに値段があがり、300万円以上する個体もいます。
サバンナキャットの寿命や気をつけたい病気は?

寿命
- 17~20年
気をつけたい病気
- 泌尿器系疾患
猫本来の野性的な一面をもつサバンナキャットは健康的で寿命が長く17~20年といわれています。サーバルキャットの寿命は30年と言われているので、品種改良されて誕生した猫よりも圧倒的に寿命が長いことがわかります。
病気には強く、ほとんど感染症や親からの遺伝性疾患にかかりません。猫全般的に気をつけるべき泌尿器系の病気には注意が必要です。
運動能力が高いので、高タンパク質で高カロリーな食事を心がけてあげてくださいね。おすすめのキャットフードは関連記事にまとめてあります。
サバンナキャット、飼育には国の許可が必要?価格は?

サバンナキャットの血の濃さは「F1」~「F6」で表わされ、数字が小さくなるほど濃く受け継いでいることになります。「特定動物」には指定されていないので、都道府県知事からの飼育許可は特に必要ありませんよ。
「F1」のサバンナキャットはとても希少で一番大きく成長し、日本には数頭しかいないとされています。「F2」~「F6」の体の大きさはバラバラです。
販売価格も血の濃さによって差があり、以下に値段相場をまとめました。
販売価格(参考値) | |
---|---|
F1 | 100万円 |
F2 | 80万円 |
F3 | 50万円 |
F4 | 30万円 |
F5 | 10万円 |
F6 |
価格はあくまで参考値ですので、F5のサバンナキャットでも「ショウブリードタイプ」は50万円ほどの値が付くこともあります。
サバンナキャットの歴史は?

最初のサバンナは、1980年代にベンガル猫のブリーダーだったジュディー・フランクが、野生のアフリカンサーバルのオスと飼い猫のメスのシャムを交配させて誕生しました。その後パトリック・ケリー、ジョイス・スルーフという2人のブリーダーが研究を重ね、TICA品種標準を作成、1996年に現在のサバンナキャットの原型が完成しました。サバンナは2001年にTICAに登録を承認され、2012年にはTICAによってチャンピオンシップステータスに承認されました。
出典:TICA「Savannah Breed」、タムシン・ピッケラル著/五十嵐友子訳/アストリッド・ハリソン写真「世界で一番美しい猫の図鑑」
サバンナキャットにおすすめのキャットフードは?
カナガンキャットフード

「カナガンキャットフード」は、高品質かつ栄養価の高い材料のみから作られています。
チキンのみを使用した高タンパクかつグレインフリー(穀物不使用)なだけでなく、食物繊維を多く含むサツマイモや、尿路結石のケアに役立つクランベリーなど、猫の健康をよく考えた材料が含まれています。
カナガンについてさらに詳しくまとめた記事はこちらです。
アカナ

「アカナ」は主原料の新鮮な魚を全体の60%以上含んだ、高タンパク・高品質のキャットフードです。
グレインフリー(穀物不使用)かつ無添加なのはもちろんですが、尿路系の健康維持に配慮する成分「キナ酸」を含む「クランベリー」など、猫の健康をしっかり考えた材料が使われています。
サバンナキャットにおすすめな最高級キャットフードはこちらの記事からも確認できます。
猛獣の血を引く、家族思いの優しい猫

サバンナキャットは凛々しい顔立ちをして怖そうな見た目をしていますが、実は人懐っこくて飼いやすい猫です。ただ、価格相場はかなり高く飼育条件も厳しいので、セレブに愛される猫として地位を確立しつつあります。
購入を検討されている方は、「サバンナキャット 購入」と検索して、海外のサイトをあたってみてくださいね。