ポメラニアンがかかりやすい病気は?寿命は?長生きのポイントまとめ

ぬいぐるみのように可愛いポメラニアン。

かかりやすい病気や症状についての知識を頭に入れておけば、いざという時に慌てることもありませんよ。

この記事では、ポメラニアンの平均寿命、かかりやすい病気、長生きのために気をつけたいポイントについてまとめました。

 

ポメラニアンの寿命は?

犬_ポメラニアン_子犬

ポメラニアンの平均寿命は、12歳~16歳といわれています。人間換算だと66~82歳ですよ。

小型犬の平均寿命は13歳〜15歳といわれているので、ケア次第では平均よりも長生きするといえますね。

 

ポメラニアンは骨が弱い犬種

ポメラニアン

体重3kgほどのポメラニアンは、骨が細く脱臼や骨折をしやすい犬種です。

 

起こりやすい症状1:骨折・脱臼

ポメラニアンは骨の細さとは裏腹に、活発で遊び好きな性格です。

そのため、部屋中走り回って高いところから飛び降りたり、滑りやすいフローリングの上でコケたりして骨折や膝蓋骨脱臼を発症してしまうこともあります。

膝蓋骨脱臼とはひざの骨が外れてしまう病気で、放置しておくと脱臼してしまった箇所が戻らなくなってしまいます。先天的に膝蓋骨脱臼を患っているポメラニアンもいます。

高い柵をつけて登れないようにしたりフローリングにマットを敷いたりと、安全に遊べるスペースを確保してあげるのが効果的な対策となりますよ。

 

起こりやすい症状2:歯の症状

ポメラニアンは小さい顎に歯が隙間なくびっしりと生えているので、口内細菌の塊である「歯垢」が溜まりやすいです。

歯垢はそのまま放置していると硬化して「歯石」になってしまうので、食後の歯磨きをしっかりやることが大切です。

 

他にポメラニアンが気をつけたい症状は?

ポメラニアン_手術服
犬種によってかかりやすい症状というものがあります。今回は、ポメラニアンがかかりやすい症状をご紹介します。

 

熱中症

蒸し暑い日が続く夏にかかりやすいのが、熱中症です。暑い日の散歩、レジャー、車の中での留守番、エアコンなしの部屋など高温多湿の環境下だと、わずか5~10分の短時間でも発症してしまいます。

荒い呼吸や大量のよだれ、高体温、脈拍が早いなどの症状がみられます。さらに進行すると脱水嘔吐や呼吸困難、意識混濁に陥ることもありますよ。

対策としては、エアコンやクールマットなどを使って持続的に涼しい環境をつくることです。また太陽の熱で熱くなったアスファルトの上での散歩は厳禁です。早朝や夕方など涼しい時間帯に行うことをおすすめします。

 

流涙症

鼻と目をつないでいる「鼻涙管」という部位が極端に狭かったときや、詰まったときに起きてしまう病気で、涙が止まらなくなってしまいます。こまめに涙をぬぐい、目元を清潔にケアしてあげてください。

 

涙やけ

涙が必要以上に流れ出てしまうことで起こる症状です。

溢れ出た涙で目の周りの被毛が濡れ、その部分にバクテリアが繁殖して変色してしまいます。目の大きな犬種がかかりやすい症状なので、定期的なケアが欠かせません。

 

膝蓋骨脱臼

別名「パテラ」と呼ばれる病気で、膝のお皿である「膝蓋骨(しつがいこつ)」の位置がずれてしまう状態です。悪化すれば歩行に支障をきたします。先天的な要因で症状が出ることもありますが、打撲や落下などの後天的な要因で病気になってしまうこともあります。

ポメラニアンは骨が弱いので、極端に高い場所から飛び降りないように気をつけましょう。もし、「後ろ足をケンケンしてあるく」「スキップするように歩く」などの症状が見られたら、「膝蓋骨脱臼」の初期症状であることが多いので、獣医師に診てもらうようにしましょう。

 

ポメラニアンがかかりやすい病気は?

気管虚脱

肺への空気の出し入れを行う「気管」が途中でつぶれてしまい、呼吸ができなくなる病気です。特徴的な症状としては、「ガチョウのように苦しそうな咳を出す」ことです。

「気管の先天性の異常」「栄養の偏り」「肥満」などが原因で発症します。ポメラニアンが苦しそうな咳をしたら、早めに獣医師に診てもらいましょう。

 

水頭症

脳の室内に「脳脊髄液」が蓄積してしまうことで、さまざまな神経症状が現れる病気です。初期は「ぼーっとして、活気がない」「学習能力が低い」「異様に攻撃的になる」といった症状が見られ、病気が進行していくと「失明」「歩行障害」といった症状が現れてきます。

ポメラニアンを含む小型犬種で先天的に発症しやすい病気です。「脳炎」「腫瘍の発生」などの後天的な要因で水頭症になってしまうこともあります。

 

その他の病気

「脱毛症」「白内障」「心臓病」もあげられます。日頃から異常がないかチェックをするとともに、定期検診に連れていきましょうね。

 

特に子犬期に気をつけたい病気は?

ポメラニアン 

子犬期に多い病気

  • アロペシアX
  • レッグぺルテス

アロペシアX

「アロペシアX」は脱毛を主たる症状とした慢性の皮膚病で、成長ホルモン不全症・ポメラニアン脱毛症・脱毛症X・偽クッシング症候群などと呼ばれることもあります。

脳下垂体前葉ホルモンの生産・分泌不全が主な原因で、1~4歳ごろに多く発症します。症状が進むと頭部と四肢以外に脱毛がみられます。その際、かゆみを伴わないのが特徴です。

「毛周期を整える薬や性ホルモンを抑える薬を服用する」「不妊処置」などが主な治療となりますが、これといった解決策がないのが現状です。治療が難しく再発率も高いので、獣医さんと相談しながら根気よく治療を続ける必要があります。

 

レッグぺルテス

「レッグぺルテス」は別名「レッグパーセス病」「大腿骨頭壊死症」とも呼ばれ、大腿骨頭※1の血行障害により骨の変形や壊死が生じてしまう病気です。

遺伝的な要因が関係していると考えられ、生後4ヶ月から1歳ごろに発症しやすいといわれています。足をかばうように歩く・歩幅が狭くなるなどの症状がみられ、次第に悪化していきます。

軽度であれば抗炎症剤と運動制限による安静、重度の場合は手術によって壊死した大腿骨頭を除去しなければなりません。適切な時期に処置すれば通常通り歩行することが可能になるので、普段とは異なる様子がみられたらすぐに病院に行くことをおすすめします。

※1.太ももの骨の股関節側の先端

 

特に高齢期に気をつけたい病気は?

ポメラニアン_たぬきカット

高齢期に多い病気

  • クッシング症候群

高齢期になると、上記で紹介した病気や症状に加え、「クッシング症候群」にも気をつけなければなりません。

「クッシング症候群」とは副腎皮質ホルモンの過剰分泌によって皮膚や肝臓の代謝が異常になってしまう病気で、「副腎皮質機能亢進症」と呼ばれることもあります。

副腎とは腎臓の近くにある臓器の一つで、「代謝を促す」「肝臓で糖を作ることを促す」「炎症を抑える」などの役割を持つホルモンを分泌しています。発症すると多飲多尿・お腹の下部が膨れる(腹囲膨満や腹部下垂)・左右対称の脱毛・皮膚菲薄化・ステロイド肝症・糖尿病・高脂血症・高血圧・血栓症・肺線維症などの症状がみられます。

治療としては、ホルモン分泌を安定させる薬の投与・原因箇所を外科的に切除・放射線などが行われます。放っておくと命に関わる可能性もありますので、早期の治療が必要です。

 

長生きは、普段のケアから!

ポメラニアンがかかりやすい病気の中には、普段のケアで予防できるものも多いです。

お互いがより楽しく、濃密な時間を過ごすためにも室内環境を整備したりスキンシップを増やしたりしてみてくださいね。