愛犬が「窓の外に向かって吠える」理由としつけの考え方を解説!

それまで大人しかったのに、急に窓の外に向かって吠え出した!そんな経験をしたことはありませんか?

飼い主さんから見れば愛犬の急な変化にびっくりするかも知れませんが、愛犬目線ではどのような心情の変化が起きているのでしょうか

この記事では、愛犬が窓の外に向かって吠える理由としつけの考え方についてまとめました。

 

愛犬が窓の外に向かって何に吠えている?

窓の外に見える、気になるものに対して吠えていると考えられます。

車や隣人、他の犬、電線に止まった鳥など、目に見えるものだけでなく、に対して反応していることもありますよ。

 

愛犬が窓の外に向かって吠える理由は?

愛犬のキモチになってみると、視界に入るものに対するある2つの感情の変化から吠えていることが考えられます。

 

1つ目:好奇心から吠えている

初めて見聞きしたものに対する好奇心から吠えることがあります。

子犬の頃は特に吠えてしまうことが多いですが、無理に止めさせるようなしつけはおすすめしません。「初めて見たものが怖い」と思ってしまう子に育ってしまう可能性があるからです。

 

子犬の頃の経験は、その後の社会性や性格にも大きく影響するので、しつけ以外の解決策を見つけることをおすすめします。

 

2つ目:警戒心から吠えている

窓の外から初めて見たものや生き物に警戒心を抱き、自分の縄張り(自宅)を守るために吠えることもあります。

これは犬の動物的な本能に基づいた行動です。「大丈夫だよ。怖くないよ」と優しく声をかけてあげて、少しずつ慣れさせてあげることが大切です。

 

この場合のしつけ方針を解説

愛犬が窓の外に向かって吠えた時にpepyがおすすめするしつけ方針を解説します。ポイントは「吠えるな!」と愛犬に直接しつけないことです。

 

方針1:その愛犬の行動は「迷惑」なのか考える

上記で説明したとおり、吠える行為にはちゃんと理由があります。その上で愛犬が窓に向かって吠えていることは、飼い主さんにとって本当に迷惑でしょうか

「そういえばそこまで大きく吠えていないし、迷惑じゃないかも」ともし思えれば、それはしつける必要がありません。

逆に「近所に迷惑がかかる」「通行人を怖がらせてしまう」など社会に対して迷惑をかけかねないと判断した場合はしつけを検討します。

 

方針2:愛犬のキモチを承認する

好奇心なのか警戒心なのか。愛犬がなぜ吠えているのかというキモチを理解したら、そのキモチを承認してあげます

「そうだよね。吠えたいよね。わかるわかる。」と声に出しながら承認することがおすすめです。口で言うだけでなく心からそう思うことが大切です。

キモチが理解できても承認できていなければ、いざしつけのときに無意識で強い口調で命令するようなしつけになってしまいがちです。

 

方針3:おもちゃやおやつで気を引いてあげる

「吠えないで!」と直接伝えるのではなく、吠えることよりも夢中になれそうなものを別に用意してあげます。

好きなおもちゃおやつなど、愛犬の気を引けやすいものを用意してあげるのがおすすめです。

また、ハウスのしつけをしておいて、吠え始めたらハウスに入って一度落ち着いてもらうことも有効な手段です。

 

しつけの注意点、してはいけないこと

吠えないで!と直接しつけることがなぜ良くないか愛犬の立場から考えてみます。

 

好奇心から吠えている場合

もし好奇心から外に向かって吠えているのであれば、「吠えないで!」というしつけは愛犬の好奇心を否定していることになってしまいます。

「飼い主さんの前では感情を表現したら怒られちゃう・・・」と誤って覚えてしまうこともあるのです。

 

警戒心から吠えている場合

警戒心から吠えている場合にも、愛犬のキモチを承認していないしつけはよくありません。警戒心を持っているということは、愛犬は「怖い」「追い払わなきゃ」「飼い主さんとこの家を守らなきゃ」と想ってくれていると想像できます。

どんな想いであれ、「吠えないで」はやはりおすすめできません。愛犬の意図をくみとることで、できるだけ愛犬のキモチによりそった解決策を考えてあげてくださいね。

 

まとめ

吠えるという行為の背景には、必ず吠える理由があります。好奇心からなのか警戒心からなのか、愛犬のキモチをぜひ想像して、承認してあげてください。

 

その他色々な愛犬が吠えるシチュエーションの解説は以下の記事でしています。ご興味があればぜひご覧ください。

 

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