ヨーロピアンバーミーズの性格、体重や被毛色の特徴?飼い方、価格や歴史は?

ヨーロピアンバーミーズはイギリスでバーミーズが進化した、オリジナルの猫種です。アメリカンバーミーズとは異なる特徴を持ちます。

この記事ではヨーロピアンバーミーズの性格、体重や被毛食の特徴、価格や歴史についてまとめました。

ヨーロピアンバーミーズの歴史は?

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ヨーロピアンバーミーズは、ミャンマー原産のバーミーズが1948年にイギリスにわたり、独自に発展しました。アメリカンバーミーズの特徴である小柄で丸みのある体型と異なり、ややすらりとしたサイミアーズの特徴を感じさせる容姿です。

ヨーロピアンバーミーズは、バーミーズにないレッドの遺伝子を持つことによりカラフルな毛色が魅力の一つ。バーミーズは公認色が4色しかありませんが、ヨーロピアンバーミーズは11色と豊富です。

出典:早田由貴子監修「まるごとわかる猫種大図鑑」

ヨーロピアンバーミーズの特徴は?

体型 セミフォーリンタイプ
体重 3~5kg
被毛タイプ 短毛のシングルコート
被毛カラー ブラウン、レッド、クリームなど11種類

ヨーロピアンバーミーズは体重3〜5kgのセミフォーリンタイプの猫種です。

外見の特徴

外見はすらりとしていますが筋肉質です。抱きあげると意外と重たいです。くさび形で丸みを帯びた頭や細くすらりとした脚が特徴的。

アーモンド形の大きな目は、目尻が少しつり上がっています。色は「イエロー」「ゴールド」「アンバー」の3種です。

被毛の特徴

被毛はアンダーコートがなく短いです。光沢があり、体にぴったりくっつくように密生して生えています。

被毛カラーのバリエーションは豊富です。

アメリカンバーミーズの被毛カラーは4種類、パターンは「シェーディング」しか認められていませんが、ヨーロピアンバーミーズの被毛は「ブラウン」「チョコレート」「レッド」「ブルー」「ライラック」「クリーム」など11種類、パターンは「ソリッド」「パーティーカラー」の2種類が認められています。

アメリカンバーミーズの持たない「レッド」の遺伝子を持つことが、ヨーロピアンバーミーズの被毛カラーのバリエーションに影響しています。

アメリカンバーミーズとの違いは?

アメリカンバーミーズの方がやや丸みのある体型をしていること、被毛カラーの種類はヨーロピアンバーミーズの方が豊富にあること、日本で多く見られるバーミーズはアメリカンバーミーズの方であること、といった違いが見られます。

ヨーロピアンバーミーズは日本では珍しい猫種です。

ヨーロピアンバーミーズの性格は?

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ヨーロピアンバーミーズの性格

  • 穏やかで人懐っこい
  • 賢く友好的

穏やかで人懐っこい

ヨーロピアンバーミーズは穏やかで人懐っこい性格をしています。甘えん坊なので飼い主に寄り添って行動してくれますよ。

成猫になっても子猫のように活発に動き回ります。運動量がやや多めに必要なので、キャットタワーなどを置いてあげましょう。

賢く友好的

ヨーロピアンバーミーズは他の動物たちとも友好的で、仲良くすることができます。賢いので、争うこともせず平和的に過ごすことができるでしょう。

また、鳴き声が小さくあまり鳴きません。そのため、密集した集合住宅でも気にすることなく飼育できますよ。ヨーロピアンバーミーズはペットに適した猫種だと言えます。

ヨーロピアンバーミーズの寿命は?気を付けたい病気は?

寿命

平均寿命

  • 12~15歳

ヨーロピアンバーミーズの平均寿命は12~15歳です。一般的に猫の寿命は15年なので、平均的といえますね。

長生きの秘訣は運動量を充分に確保できる環境を整え、肥満などの生活習慣病にならないように気をつけてあげることです。

高タンパク・低カロリーのエサを与え、細身で筋肉質な体型を保てるようにしてあげましょう。

病気

気を付けたい病気

  • 眼疾患
  • 遺伝性疾患

ヨーロピアンバーミーズが気を付けたい病気は「眼疾患」「遺伝性疾患」などです。

「眼疾患」は「緑内障」や「流涙症」などに気を付けましょう。命を脅かすような病気ではないですが、日常生活に影響が出る可能性があります。日ごろからよく観察し、様子がおかしいと感じる場合は、すぐに病院で診てもらうことが大切。

また、シャム猫の血を受け継いでいるバーミーズはシャム猫がなりやすい「遺伝性疾患」にも注意が必要です。定期的な検診で早期発見を心がけましょう。

ヨーロピアンバーミーズの飼い方は?

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運動できる環境

ヨーロピアンバーミーズはやや活発な傾向にあります。そのため、運動できる環境を作ってあげるといいです。

完全室内での飼育では、上下に動けるようキャットタワーは必須だといえます。

甘えん坊で、飼い主さんに寄り添っていたい性格でもありますので、おもちゃを使って毎日遊んであげると喜びます。

長時間のお留守番は避けて

ヨーロピアンバーミーズは甘えん坊で飼い主と寄り添うことが大好き。お留守番はできるものの、長時間となると寂しさからストレスを溜めてしまうかもしれません。

どうしてもお留守番させることが多くなってしまう場合は、多頭飼育も検討してみて下さいね。

定期的なお手入れ

ヨーロピアンバーミーズはきれい好きで、マメに毛づくろいをします。そのため抜け毛が少ないのでブラッシングは週2,3回で十分です。

体調が悪いと毛並みに影響して、つやが無くなったり毛並みが乱れたりします。手入れに手間がかからない猫種ですが、ちょっとした体調の変化を見逃さないためにも、日々触れあってあげてくださいね。

食事・キャットフード

成長期には、健康な体作りのためにも高タンパク質なフードを与えるようにしましょう。不足すると免疫力が低下し、病気や感染症にかかりやすくなります。

成猫以降は、肥満に注意しながら食事量をコントロールしてあげて下さいね。

ヨーロピアンバーミーズにおすすめのキャットフードは?

ご飯をもらう猫の画像
キャットフードをメインで与えたい場合は、「総合栄養食」と表示されているキャットフードを選びましょう。これは水と一緒に与えるだけで、健康が維持できるキャットフードのことです。選ぶ際は原材料を必ず確認しましょう。

手作り食をメインで与えたい場合は、「一般食」と表示されているキャットフードがおすすめです。

いわば「おかず」のようなものであり、トッピングとして利用することで手軽に栄養を追加することができます。

フードを選ぶときのポイントは?

動物性たんぱく質に注目!

ヨーロピアンバーミーズは活発な猫種であり、健康を維持するためには良質なたんぱく質が必要です。

キャットフードの成分表を確認し、動物性たんぱく源(鶏肉、魚、肉など)が主成分として含まれているかをチェックしましょう。

良質な脂質を摂取できるもの

脂質はヨーロピアンバーミーズの健康な被毛や皮膚のために重要です。適切な量のオメガ-3脂肪酸やオメガ-6脂肪酸を含むキャットフードを選ぶことが推奨されます。

無添加や自然な成分

食品添加物や人工的な成分が含まれていない、自然な成分で作られたキャットフードを選ぶことが良いでしょう。

合成着色料や防腐剤などの添加物を避けるために、成分表を注意深く確認しましょう。

食事量

キャットフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。ただ、体重との換算表は、愛猫が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。

pepyおすすめ!モグニャンキャットフード

モグニャンキャットフード
ヨーロピアンバーミーズには、「モグニャン」がおすすめです。

モグニャンには、被毛の健康を維持する「オメガ脂肪酸」や長毛の猫が患いやすい泌尿器系のケアに役立つ「クランベリー」などがバランスよく配合されています。きれい好きで美しい毛並みが大切なヨーロピアンバーミーズには最適なキャットフードといえます。

原材料の65%には白身魚が使用されているので、猫に最も必要な動物性タンパク質を効率よく摂取することができますよ。

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モグニャンの詳細は下記記事をチェック
モグニャン キャットフードは安全?原材料を徹底評価!口コミや評判もチェック

ヨーロピアンバーミーズにおすすめな最高級キャットフードの記事は下記から確認できます。

ヨーロピアンバーミーズの価格は?迎え入れ方法は?

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価格

ヨーロピアンバーミーズの価格

  • 20万円

ヨーロピアンバーミーズの購入価格の相場は20万円前後です。

迎え入れ方法

ヨーロピアンバーミーズを迎え入れる方法としては「ブリーダー」「キャッテリー」「保護猫」の利用が一般的です。ペットショップに並ぶことはほとんどなく、日本ではあまり馴染みのない猫なので購入ルートを探すのに少し苦労するかもしれませんね。

日本で見つからない場合は、海外から輸入する方法もあります。しかし「金額が高くなる」「健康状態を直接見ることができない」などのデメリットがあります。よく確認したうえで利用するか判断する必要がありますよ。

日本ではレアな猫種

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ヨーロピアンバーミーズは、活発で遊び好きな性格や人懐っこさが特徴的です。また、知的で学習能力が高いため、お手などの芸を覚えらえる子も。

家族やほかのペットとの交流を楽しみながら、愛情深く暮らすことができる猫種です。

日本国内ではアメリカンバーミーズの方が人気があり、まだまだ日本では珍しいといえます。ブリーダーさんも限られており、こまめに情報収集をしておくのがおすすめです。

他の猫の種類や人気が知りたいという方は、下記の記事を参考にしてください。