愛犬のシーズーがいつまでも健康でいてもらうためにはかかりやすい病気の症状や対策法を知っておくことが大切です。
この記事ではシーズーの平均寿命や5つのかかりやすい病気について紹介しています。
シーズーの寿命は?
シーズーの平均寿命
- 15年
シーズーの平均寿命は15年ほどです。小型犬の中では平均的、中型犬、大型犬の平均寿命に比べると長いです。
いかに愛犬の健康寿命を長くしてあげられるかが大切です。そのためにもまずは、以下のかかりやすい病気を把握してください。
シーズーのかかりやすい病気1.角膜症
病気概要
シーズーは大きな目が特徴的ですが、眼の奥は浅く、外側に出っ張りやすいので角膜症の発症率が高くなります。
逆さまつげや被毛が目に入ってしまうことや、目が出ていることから瞬きが苦手なことによるドライアイも角膜症につながることがあるので注意が必要です。
症状
・角膜の中心部が帯状に濁る
・黄色いめやに
・涙の量の減少
・目の縁が腫れる
対策
・涙の量に注意して少なかったら目薬をさしてあげる
・目の縁の毛に気を付けてあげる
シーズーのかかりやすい病気2.緑内障
病気概要
眼の圧(眼圧)が上昇したり、眼の奥の網膜神経細胞の機能低下や壊死などにより、進行性の視覚障害を伴う病気です。失明の恐れがあります。
発症すると眼の痛みによって頭を触られることを嫌がったり、目が見えにくい様子を見せたりすることがあります。
緑内障には視力がある場合の治療法と、既に失明した場合の治療法とに分かれます。原発性緑内障を起こしやすい犬種を飼われている場合は、定期的な眼の検査を受けることをおすすめします。
症状
・目が充血し、角膜が白く濁る
・眼球が大きくなったようにみえる
・まぶしそうに眼を細めたり、眼瞼痙攣がみられる(痛みのため)
・眼を掻く仕草をする(痛みのため)
対策
・眼球に傷がつかないよう、目の周りの毛に気を付ける
・愛犬の視力が低下していると感じたらすぐに受診する
シーズーのかかりやすい病気3.慢性変性房室弁疾患
病気概要
慢性変性性房室弁疾患は、心臓内の弁が本来の役割を果たせなくなってしまい血液が逆流する病気です。
老犬になると弁が厚くなってしてしまったり変形してしまったりします。若い時期にもかかることもあるので注意が必要です。
症状
・疲れやすい
・息をするのが苦しそう
・あまりフードを食べなくなる
対策
遺伝要因の大きい病気なので事前対策は確立されていません。慢性変性性房室弁疾患が疑われる症状が見られたら、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。
シーズーのかかりやすい病気4.皮膚炎
病気概要
シーズーは皮膚が弱く、アトピー性皮膚炎になりやすい犬種です。自然治癒を期待して放っておくと、免疫力が低下し、細菌感染などによって更に酷い皮膚炎になる危険があります。
また、マラセチア皮膚炎にも気をつけましょう。シーズーによく見られる病気で、幼犬から老犬まで幅広く発症しています。慢性化すると毛も抜け、皮膚が黒ずみ、分厚くなります。
治療法は状態にもよりますが最低1ヶ月程度の治療が必要です。週に2~3回のシャンプーと併用して、内服薬治療を行います。
症状
・皮膚が赤くなる
・頻繁にかく
・ベタついたフケが出る
対策
・専用のシャンプーを使う
・皮膚病の内服薬を与えてあげる
・動物病院で薬浴をする
シーズーのかかりやすい病気5.外耳炎
病気概要
シーズーの耳は長い毛に覆われ、外耳炎になりやすいです。
症状
・黒~黄色の耳垢が溜まる
・ダニがいる
対策
耳の中の毛は抜き、綿棒にローションを付けて掃除するようにします。ダニがいる場合には獣医師に診てもらってください。
まとめ
上記以外にも、高温多湿の日本では皮膚がべたついてしまい皮膚炎を起こしやすいです。また、被毛量が多いことから熱中症にかかりやすい犬種でもあります。
シーズーと生活をしている方、検討してる方は、ぜひこの記事で紹介したかかりやすい病気を事前に知っておくことをおすすめします。
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