脱サラしてmipigを創立。皆川竜二さんの「マイクロブタ愛」を徹底取材

はい、こちらこそよろしくお願いします。

出会いは2017年でした。

ネットでマイクロブタさんの画像を見つけて、「こいつかわいいな～」と思ったのが最初の出会いです。

普通に働いていましたよ。知り合いの会社でサラリーマンをしていました。

はい、当時から動物が大好きだったことは1つあります。

特にエキゾチックアニマルが大好きで、同時に20種類くらいのペットと生活していたこともありました。

その時は部屋の一室が完全に動物園状態になっていましたね。笑

なんかこう、動物たちに癒やされながら健康管理をしてあげることが好きだったんです。

はい、一目惚れでした。

ただ日本には当時ブリーダーがおらず、飼育するにはイギリスから連れてくる必要があることを知りました。

いえ、個人がマイクロブタを海外から連れてくることには100万円以上のお金がかかるので、現実的ではありませんでした。

なので私が直接イギリスに行くことにしました。会社に7日間の有給をいただけたので。

もともと「かわいいな」とは思ってはいたのですが、現地ではじめて本物のマイクロブタさんを見たときは今でも覚えています。

画像とは比べものにならないほどの魅力に包まれていました。

それで思ったんです。このブタさんたちの魅力をもっと日本で伝えたほうがいいんじゃないかと。

もともとは自分が一緒に生活するために、1匹のブタさんを探しに来ていたはずなんです。

なのにファームでたくさんのブタさんの魅力に触れているうちに、いつのまにか目的が「ブタさんの魅力を日本で広めたい」に変わっていました。

はい！もとはといえば、私がイギリスに来た理由は「日本にブリーダーがいなかったから」なわけです。

私がネット上をみる限り「ブリーダーが日本にいないから」という理由で飼育を断念している方も多かったので、

それじゃあ私が日本でマイクロブタさんのブリーダーになろうと決意しました。

はい、まずは当初1匹引き取る予定だったマイクロブタさんを「10匹」引き取ることにしました。

もちろん、全く足りません。笑

さらにマイクロブタさんを健康に育てるための経験と知識も全然足りませんでした。笑

とにかくお金がないことにはブタさんも引き取れないし、ファームを作ることもできないので、一度日本に帰国しました。

はい、資金集めもそうですが、本当にマイクロブタさんの飼育に興味がある人は日本にいるのかというニーズも確かめたかったんです。

そこでクラウドファウンディングを立ち上げたんです。

↓が実際に立ち上げたクラウドファウンディングのページです。

さまざまプランは用意していたのですが、

1つ「20万円の支援で、マイクロブタさんを家族として引き取れる」というプランを用意しました。

はい、もしこのプランに応募がなければファーム開設は諦めようと思っていました。

おかげさまで71名もの方々にご支援いただき、約470万円もの金額が集まりました。

はい、とにかく嬉しかったです！

はい、そのとおりです！

この時期に当時の会社を辞めて、自分の仕事をmipigに専念しました。

はい、マイクロブタカフェをオープンしたり、マイクロブタ専用フードを開発したり、あとはアプリもリリースしましたね。

はい！マイクロブタカフェは目黒と原宿にある、マイクロブタさんと実際に触れ合うことができるカフェです。

マイクロブタさんは少し人間に慣れるまで時間がかかる生き物なので、カフェはマイクロブタさんたちが人間社会を勉強できる幼稚園のような場所になっています。

はい、もし気に入ったブタさんが見つかれば、その場でお迎えの予約ができることも特徴です。

はい、これまでもブタさん専用フードは存在していたのですが、家畜のブタさん用か実験動物ミニブタ用の食事でした。

ペットとして長年健康に暮らすための栄養設計は考えられていなかったのです。

なので、獣医師さんと共同開発で、ペットのマイクロブタさん専用のフード「mipig food」を開発しました。

mipigからマイクロブタさんを引き取った飼い主さんにおすすめしている食事です。

はい、アプリには飼い主さんのためにブタさんの毎月の体重管理や日々のお世話のご質問ができる機能があります。

ただ、これからブタさんと生活したいと思っている、飼い主さん以外の方もご利用いただける機能がありますよ！

マイクロブタさんとの生活のリアルや注意点をまとめた記事を読むことができます。

飼育前に色々と生活を想像いただけると幸いです。

はい。わたしたちmipigはブタさんファーストで事業をしています。

例えば、ブタさんと生活をともにしてくれる飼い主さんはもちろん増えたほうが嬉しいのですが、

中にはブタさんとの生活に向かない方はおりまして、その場合は申し訳ありませんが迎え入れをお断りするケースもあります。

おっしゃるとおりです。

↑の記事を読んでもらった上で「それでも生活したい！」という方はぜひご連絡をください！