ハムスターは根強い人気を誇り、飼っている方も多いペットです。パートナーとして選んだハムスターには、できるだけ長く側にいてほしいですよね。
この記事では、ハムスターの寿命や長生きのポイントをまとめました。
ハムスターの寿命は?

ハムスターの寿命
- 平均寿命 3年
ハムスターの平均寿命はおよそ3年程といわれています。同じく小動物で人気のあるフェレットと比較すると、フェレットの平均寿命がおよそ6年なので、およそ半分程です。
長寿のギネス記録は、イギリスのタイン・アンド・ウィア在住、カレン・スミートンさんが飼育していたハムスターがもっています。4歳6ヶ月まで生きたとされています。
ハムスターのかかりやすい病気は?対策は?
ハムスターのかかりやすい病気
- 結膜炎
- 寄生虫感染
対処法
- 床材交換(週次)
- 水交換(日次)
- トイレ交換(隔日)
ハムスターも病気にかかります。人と同じく結膜炎にもなりますし、ハムスター特有のものでは寄生虫への感染があります。
これらはいつでも発症の恐れがあるので、日ごろから対策できているかが重要です。ハムスターに特に多い病気は、皮膚病や外耳炎などの衛生環境が原因のものです。飼育ケージの中を清潔にできていない場合に多く発症してしまうのです。
飼育ケージ内の環境を清潔に保つためには「床材を1週間に1回を目安に定期的に交換する」「毎日水を新しいものに変える」「トイレは2日に一回を目安に掃除する」の3つポイントを守ってくださいね。
また、ハムスターは体が小さく、ちょっとした病気やケガでも命に関わることがありうるため、前もって対策することと症状が出た場合になるべく早く見つけてあげることが重要です。病気の症状について詳しくはこちらの記事で紹介していますよ。
ハムスターに起きやすい思わぬトラブルとは?

起きやすいトラブル
- 行方不明
- 多頭飼いによる共食い
病気に次いで多いトラブルは、ハムスターのケガです。ケージから出して、部屋を散歩させている時に起こるものや、適切な飼育環境を用意できないことに起因するものがあります。ケガの他にも、以下でご紹介している「行方不明」と「共食い」はよくあるトラブルです。
物陰やほかの部屋に移動して、行方不明になる
部屋に放した際に、ハムスターが居なくなってしまうことがあります。そんなときは諦めずに探し続けてください。
タンスと壁の間、ソファーやベッドの下、脱衣所の衣服の中に隠れていることもあります。探すのをやめてしまうと、室内を移動した際に誤って踏んでしまう恐れや、犬など他のペットに食べられてしまう恐れがあるからです。
ひとたびケージの外に出したら、ハムスターの行動範囲を制限する工夫をするか、ずっと目を離さないでおくようにしてくださいね。
同じケージ内で多頭飼いをすると共食いのリスクあり
ハムスターは縄張り意識が強い生き物です。同一ケージ内で多頭飼いをすると縄張りを犯したハムスターが食べられてしまう恐れがあります。
ほかにも共食いの原因は複数あると考えられており、飼い主の知識があれば防げるので、注意してください。詳しくはこちらの記事で紹介していますよ。参考にしてくださいね。
ハムスターのストレスは万病の元!

ハムスターもストレスを感じます。大きな物音や、自分のにおいが無い場所、不衛生な環境などがストレスの原因になります。ストレスから発症する病気も多いので、ケガや食事と同じように、ストレスを与えないことにも気を付けてあげてください。
ハムスターは運動が大好きです。1日の走行距離は数十キロにものぼるといわれています。回し車があるからといって狭いケージに入れっぱなしにするのではなく、たまには外に出して遊ばせてあげてくださいね。部屋を探検させるのもストレス解消になりますよ。
手軽に入手でき、可愛らしい見た目と、愛くるしい仕草で私たちを癒してくれるハムスター。日々のケージのお手入れと適度な運動で、長生きさせてあげて下さいね。
ハムスター品種別寿命
ハムスターの平均寿命は種類によって少々違いがありますよ。品種別の平均寿命の目安はそれぞれ以下の通りです。
ゴールデンハムスター
平均寿命:2年~3年
ジャンガリアンハムスター
平均寿命:2年~2年半
キャンベルハムスター
平均寿命:1年半~3年
ロボロフスキーハムスター
平均寿命:2年~3年
チャイニーズハムスター
平均寿命:2年~3年
ハムスターが長生きするために注意したい3つのことは?

飼育環境
ハムスターを健康な状態で飼育するためにも、飼育する環境は大切ですよ。敷材・床材・巣材について、詳しくはこちらの記事で紹介していますよ。また、清潔に保つための清掃方法について、詳しくはこちらの記事で紹介していますので見てくださいね。
エサの選び方
エサもしっかりと栄養価を考えてあげることが重要です。また、ハムスターには与えるといけない食べ物があるので注意が必要ですよ。詳しくはこちらの記事で紹介していますよ。
病気やケガ、ストレス
ハムスターは体が小さくストレスに弱かったり、ほんの些細な病気やケガが原因で命を落としてしまったりすることもあります。そのため長生きさせるためには、なるべく早く病気やケガの症状を見つけて対処することが大切です。病気の症状について、詳しくはこちらの記事で紹介していますよ。また、ストレスの原因や解消法について詳しくはこちらの記事で紹介しています。
ハムスターの老化のサインは?
ハムスターの老化のサインとして、筋肉が衰え動作が遅くなる、体重が減る、寝ている時間が長くなる、毛の艶が悪くなる等がありますよ。寿命の短い動物ですが、大切に可愛がって飼育してあげてくださいね。